敬老の日に、私はつまらない替え歌を早朝にブログに書いた後、いつものように朝食後に犬の散歩と農作業や家の片付けをした
午後からは通常月曜日は隣町のプールに行っているのだが、今日は休日で住んでいる町のプールも開いているのでそちらに行くことにした
プールは体育館や野球場、テニスコートの近くにあるので、休日になると駐車場が満杯になって停めづらい
なんとか空きのスペースを見つけて、いつものように年券を使って受付を通り、水着に着替えた
今までゴーグルの曇り止めを使っていなかったが、やっと通販で買って塗ると、やはり見通しが良くて泳いでいて気分が良い
若い妻と孫のような息子を連れた6歳上の知り合いが、家族仲良く泳ぐ練習をしているのを横目で見ながら、いつものメニューをこなしていった
町のプールには6コースある大プールと子供用の浅くて狭い小プールがある
来た時から子連れの見知らぬ家族が楽しんでいるのは気づいていた
こういう休日には里帰りで来た家族がたまに遊びに来る
私のいる町は遊べる施設がないので、家族や親戚が大勢プールに来る時もある
たいていは、その中のお婆さんとかが水泳を習っていて、子や孫づれの家族を誘って来ているようだった
今回は若い女性二人と、幼い子供が二人、それに加えて、お爺さんとお婆さんと孫が二人来ていた
この二組の集団は別々のグループらしく、若い女性のグループは観覧席にお父さんらしい人もいた
練習メニューをこなしていると、私の知り合いもやってきて、時々話をしながら泳いでいた
そのうち、若いお母さんらしい人が、子供をもう一人の若い女性に任せて一人で大プールに入って空いたコースで平泳ぎを始めた
一目で経験者と分かる泳ぎ方でスピードも速かった
やはり、経験していた人は、プールに来ると泳ぎたくなるものらしいが、水着は競泳用の水着ではなくレジャー用だった
知り合いも帰り、大プールのコースが空いてくると、若い女性二人はそれぞれ子供を連れて入って泳ぐ稽古をさせていた
泳ぐ稽古と言ってもまだ幼すぎるので、恐がらずに浮いているのがやっという感じだった
どうもよく見ていると若い女性は姉妹で、お姉さんの子供二人を一緒に遊ばせてやっているようだった。
そして、若い妹の方が今度は一人で私の泳いでいるコースの隣で泳ぎ始めた
お姉さんよりは遅いがしっかりとした平泳ぎをしていたので、声をかけて水泳の経験者か聞いたら、やはり経験者だった
着ている水着はフィットネス水着で、その下にはレジャー用の水着を着ているようだった
もう少し話がしたかったが、県外からの人のようで話題が頭に浮かばず、黙ったまま並んでしばらく泳いでいた
そのうち、お姉さんの方も隣にやってきて、バタフライをきれいに泳いだので、こちらの方は選手経験者だと思った
私は四種目練習の最後でフリーの50mダッシュも4本行って、最後のメニューになっていた
最後は200m個人メドレーで締めるのがいつもの決まりである
その若い女性の二人には、若い人でも滅多に泳がないこの種目を、こんなじいさんでも泳げるのだと見てもらいたかった
果たして、その水泳経験者は私の懸命の泳ぎをしっかりと見てくれたかどうかは分からない
私は礼儀知らずのスイミングスクールの生徒がやって来る前に出ようと、そのグループを横目に見ながら引き上げていった
こうして、若くて可愛い女性と少しでも話が出来て、並んで泳げる楽しい時間を久しぶりに味わった
敬老の日としては誰からも何もされなかったが、こうして若い女性と一緒に泳げたことが最高のプレゼントとなった
老いた者として敬ってもらうより、まだ若い者として一緒に楽しめる方が幸せなように思えた
水泳は並んで泳いだり、競い合って泳いだり、相手の美しいフォームに見とれながら泳ぐ楽しみがある
特に若い人は男女を問わず美しい体型を維持している人が多いので、いつも羨ましく見惚れている。
かつては血は水よりも濃いと言われて、家族や親戚を大切にした
しかし、今は血のつながった子どもよりも、他人でも同じ趣味をもった人との関わりが大切になっている
まさしく、水泳という「水」でのつながりは、血でつながった子どもよりも濃い時間を過ごさせてくれた
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