私は年賀状は元日に書いている。
それは、年末は片付けや掃除に忙しく、精神的に書く余裕が無いからだ。
先日、テレビを見ていたら、昔は年始に回れない遠方の人に、正月に書くものだったそうだ。
だから、正月に年賀状を書くのは間違ってはいない。
だが、昔のように正月気分は長く続かないので、遅く来る年賀状は時季外れに思えるかも知れない。
二年前、実は、年末に家内の父親が他界して、喪中欠礼も年賀状も書けなかった。
本来なら寒中見舞いなどで、お詫びせねばならないところ、自分自身が慣れない新しい職場で苦闘しており余裕が無かった。
そういう意味で、全く不義理な一年であったので、今年はちゃんと書こうと思っていた。
そして、元日から年賀状作りに取りかかったのだが、肝心のプリンターがうまく印刷してくれない。
一太郎を使った宛名書きでは、汚れがひどいので、パソコンで付随している筆ぐるめを用いた。
汚れは減ったのだが、うまくはがきを巻き込んでくれない。
何度も何度もやり直して、やっと宛名が書き終えたのは、2日の夜になっていた。
実は、このプリンターは、去年の6月頃に前のプリンターが調子が悪くなり、展示品の5000円のプリンターを買った。
canon製ではあるのだが、やはり安い展示品が悪かったのかも知れない。
結局、印刷し終わったのは2日の深夜になってしまい、一言も書き添えずに翌日の3日朝に投函することになってしまった。
殆ど一日費やしてしまった年賀状だが、やはり年賀状ならではの良いところがある。
特に今年は、大学以来の友人がバンド演奏している自分の画像を印刷してあったのが印象的だった。
彼とは20年以上会っていなくて、こんなに老けてしまったのかとショックだった。
たぶん、自分も同じなんだろうなと思うのだが、時間の移ろいが身につまされた。
遠くにいて会えない友人知人、近くでも滅多に会わない親戚に、年に一度だけ挨拶をする。
今の時代はその気になれば、電話やメールで簡単に連絡ができるのに、用事が無いとできないのが電話やメールである。
苦戦しながらも何とか年賀状を書くのは、用事は無いけれどつながっていたいと思うからだ。
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