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2019年9月20日金曜日

Sleep on the water

午前中は農作業で、畑にエンジンポンプで水を入れた。
このところ晴れ続きで、またサトイモの葉も枯れ出したし、蒔いた大根の種もあまり芽を出していなかった。
いちおう大根の種には、ホースで水道水をかけていた。
ポンプのホースは畑の途中までしかいかないので、溝を途中まで掘っていた。
エンジンポンプの力は強くて、畑はほとんど冠水したが、隅で勝手に生えたキュウリには届かなかった。
そちらにはホースで水道水をかけてやったが、焼け石に水だった。

午後からは久しぶりにSupをしにいつもの鷏和の恋ヶ浜に出かけた。
少し風があったので、波も幾分高かった。
これまで、海に行かなかったのはあまりにも暑くて、行く気がしなかったからだ。
9月の下旬になって、やっと涼しくなってきたので、午前の農作業も楽になった。
暑い時は午前中の農作業でバテてしまっていたのだ。
以前買っておいた、簡単に開く簡易テントも早速使ってみた。
相変わらず、ボードに空気を入れるのは骨が折れた。
ウェットスーツを着込んで、ネットで安く買ったリーシュコードも足につけた。

座って漕ぐSUPはもう慣れたもので、全く不安は感じない。
少々の波でも、平気で沖に漕ぎ出すことが出来た。
ただ、膝立ちすると、波があるので少々不安定だった。
沖に出ると、腹ばいになって波に漂った。
波間に渡る風は爽やかに感じた。

今回はアクティブカメラも持ってきたので、首にかけたり、ボードにおいて撮影してみた。
家に帰って見てみると、安物を買ったので、逆さを補正することが出来てなくて、結局逆さのママの映像だった。
また、防水ケースの中に入れていたので、波の音や風の音は殆ど入っていなかった。
映像を残す気にもなれず、全部消去した。

立つ練習も試みたが、やはり上手くいかなかった。
膝立ちで、バランスをとりながら漕ぐ練習に切り替えた。
漕ぎ疲れると、沖で仰向けになって、青空をぼんやりと眺めていた。
私のSUPの目的は、波間に浮かんでゆっくり漂うことだ。
残念ながら恋ヶ浜は、工場も近くて空気も良くないし、景色もさほど良くない。
ただ、練習場所としては、近くまで軽トラを置いておけるし、砂浜なので裸足で済ませられるので都合が良い。
SUPも慣れてきたので、景色の良いところに行ってみようかなと思うようにもなっている。
海の上を堪能し、仕事を忘れ、気分転換にはなったのだが、いざ帰ろうとテントをたたもうとして上手くいかない。
日も暮れてきたので、きちっとたたまずに軽トラの荷台に置いて、道具を入れたケースや、大きめの石で押さえた。

帰りは渋滞を避けるために、以前住んでいた赤穂の大津の前を通って三石回りで帰ることにした。
大津に来ると、子供が赤ん坊だった頃のことを思い出す。
上郡の自宅と違って、大津の景色は記憶の時間が30年前で止められている。
運転しながら、昔を思い出して、昔歌っていた歌を歌い続けた。
ギターのない一人ライブである。
自宅に戻ってからも、夕陽の中を秋風に吹かれながらクロと散歩した。

ほとんど波の上を横たわるSUPではあったが、私とっては刻まれた記憶の波を渡る舟ともなった。






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