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2012年9月23日日曜日

秋はやはり自転車

やっと念願の新しい自転車用ヘルメットを買った。
これまではサイズが小さくあご紐が窮屈だった。しかも、20年以上前の製品であった(マニュアル本によると耐用年数は2年)。
さっそく長年乗っているBriddgestoneのRadacで出かけた。
この自転車は27年ほど前に通勤と趣味用に買ったロードバイクで、七段変速でストレートハンドルにバーエンドバーを付けた。
タイヤやチェーン、サドルを交換しながら、思い出したように乗り続けている。
特に去年の秋に糖尿病で教育入院して以来乗る機会が増えたが、真冬や夏の盛りにはさすがに乗れなかった。

今日は千種川に沿って海まで下り戻ってきた。
最初、国道二号線を横切るのに、橋の下をくぐったのだが、段差の衝撃で後ろのタイヤが外れてロックしてしまったが、転倒は逃れた。
冷や汗ものだったが、しっかりと固定させて、その後はトラブルがなかった。
有年中学校の側を通って、国道373号線沿いに周世まで下り、周世から坂越までは山際の細い道をとおった。
この山際の道は滅多に車が通らず、高野あたりの河川敷は広い草原になっていて、つながれた馬が1頭のんびり草を食べている。
いつもは少年サッカーなどが行われているが、小学校の運動会があちこちで行われているせいか、今日は誰もいなかった。

坂越からは一端、川縁の舗装した護岸を走って、尾崎トンネルからは昔からの川沿いの道を通り、新赤穂大橋まで行き、赤穂高校の前を通って、唐船まで行った。
この唐船は兵庫県で一番低い山として知られるようになったが、唐の船が難破して埋まったと言い、山の道を歩く時にドンドンという音がしたので、ドンドン山とも言った。
子どもの頃から潮干狩りや海水浴でよく来たが、実家がこの近くにあったので散歩コースでもあった。
今年は去年の台風の影響で砂地に泥が積もり、海水浴は禁止になっていた。
そこにあるトイレで用を済まして、鏡を見ると驚いた。
ヘルメットに値札が付いたままである。
6、980円の値札を頭の上に付けたまま、国道を走ってきたのである。恥ずかしくて急いで剥がしたが後の祭りであった。

10時頃出て11時半近くに唐船につき、再び川沿いの道を通って上郡に戻る。
唐船を出た頃から雨が少し降ってきた。
行きは主に左岸を通ったが、帰りは主に右岸を通る。
右岸は河原に新赤穂大橋から坂越まで遊歩道があり、 その道を飛ばしていく。
去年入院していた頃はよくこの道を自転車で走ったのだが、台風の影響で土砂や草木が積もったところが何カ所からあったのが、綺麗に掃除されていた。
この道は車も通らないので、歌を歌いながら気楽に走れる。
昼前なので誰もいないのが、気楽なのだが少し寂しい。

坂越から高雄まで、来た時と反対の右岸の川縁の舗装した護岸を走り、高雄から中山までは田んぼの中の農道を走った。
高雄あたりまで来ると、雲はなくなり良い天気である。
同じ 赤穂市でも天候は結構違う。
稲もだいぶ色づいて、もう少しすれば稲刈りである。
中山にある堰から水が農道沿いの水路を勢いよく流れていた。

中山からは行きと同じ道を通って家まで帰ったのだが、家近くはだらだらと長い坂になり、心なしか一番の難所となった。
家に着いたのは12時20分で約2時間半の旅である。
距離は往復60km位あっただろうか、平均時速25km程度である。
エアロバイクでは20km/hで30分こぐと、汗まみれで嫌になるが、自転車だと風を受けて快適に2時間以上こぎ続けることができる。
ただし、ちゃんとそれようの服装をしてお尻を守っていた。
それでも手は素手で、時々しびれたし、靴は「寅さん」作業靴でペダルに食い込み痛かった。
まだ、自転車用の手袋や靴を買うところまではきていない。
水分補給もジョギング用のウェストポーチにペットボトルをつけて走った。当然、走りながらは飲めない。

自転車はまだまだ素人の域は出ないが、以前のようにお尻が痛くてたまらない状態にはならなくなった。
エアロバイクでトレーニングしているお陰で、坂道にも強くなった。
上郡の温水プールが閉館しているので、これからは自転車でのトレーニングは増えると思う。
エアロバイクは雨の日だけにする。車のあまり通らない遊歩道、護岸、農道を走るのは何よりも楽しい。
今度は千種川の上流に向かっていきたいと思っている。
レースにも出ている知人は、ふらっとスキー場あたりまで出かけていた。
何よりも職場のある光都という山の上まで、自転車で通ったりしていたのだが、彼は車並みの費用を自転車に注ぎ込んでいた。
私は6、980円のヘルメットを買って喜べるほどのド素人だが、それはそれなりに楽しんでいる。
今度の職場は是非、自転車で通えるほどの近くであって欲しいとさえ思う。
そういえば、私の父親は私が小学生の頃、尾崎の自宅から相生の造船所まで自転車で通勤したりしていた。
私もそれを見習いたいと思う。

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