朝、霧が晴れるとランニングシャツと短パンで散歩する私に日差しが容赦なく照りつけた。
しっかり歩くつもりだったのだが、30分ほどで家に戻った。
今日はカヌー型のゴムボートの練習をするにはもってこいだった。
実は、だいぶ前からカヌーがしたくて、いろいろ調べたのだが、結局安くて手軽な二人乗りのゴムボートを買っていた。
春先にネットで購入して、いつでも使えるように、空気を入れて庭先の日陰につるしていた。
結局、夏休みに一度も練習できず今日に至ってしまった。
近くの千種川の河原まで軽トラで運んで、現地で空気を足した。
空気が十分でないのか、真ん中に乗り込むと折れ曲がって水が入ってきたので、後ろ側に乗った。
パドルを使って操船するのだが、思った以上にうまくいかない。
川の流れはたいしたことはないのだが、上流に向かって漕ぐと殆どまともに進まない。
どうしても、右手が強くなって回転してしまう。
水も中に貯まったので、空気を入れ直すことにした。
空気を足して、乗り込もうとすると、前回は簡単に乗れたのに、二度も転覆して下半身がずぶ濡れになった。
それでも、何とか乗り込んで下流の方に漕いでいった。
日差しは夏そのものだが、空は秋の空であった。
腰が沈んでいるので、仰向けになって漕いでいる状態で、空しか景色が見えない。
出発地点へ戻ろうとすると、これが思った以上に大変。
風に流されるし、転覆しそうになるし、やっとの思いで岸に着いた。
正味一時間ほどの練習だったが、いつもしているジョギングや水泳以上に疲れてしまった。
海で練習しようかと思ったが、川でよかった。
海なら戻ってこれなくなっていたかもしれないと思った。
初心者は池で練習する意味がよくわかった。
カヌーの練習の後は農作業をした。
今年は遅く植えたオクラが今でも多くとれてる。
庭先で乾燥させていた黒胡麻もはじけたのをボールに入れた。
胡麻は家内が夕ご飯にいろいろと使ってくれた。
毎日、すり胡麻を納豆と一緒に食べているのだが、まるで味が違う。
穫り入れから乾燥、脱穀と面倒な胡麻だが、手をかけて作る価値はあると思った。
家で作る落花生や枝豆も売っている物とはまるで味が違う。
たぶん有機肥料を使って、無農薬だからだろう。
今日は気温も三〇度を超して、夏と秋の同居した10月の日曜だった。
11月初旬に行った奄美大島を思い出した。
その時も、11月だというのに三〇度近くに気温が上がって暑かった。
カヌーを上達させて、いつか奄美の海を駆け巡るのが私の夢である。
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