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2014年1月8日水曜日

箱根駅伝

駒澤大学で四区を走った中谷選手は、彼が上郡中学校の時代に県別対抗駅伝に出場した頃から応援していた。
なにせ、彼は上郡の誇る長距離ランナーであるからだ。
先日も、上郡のスーパーマーケットでお母さんと買い物をしている姿を見かけた。
上郡出身のスポーツ選手でこれだけ有名になったのは、テニスの浅越選手以来だろう。
人口の少ないこの町から、一流のスポーツ選手を輩出するのは、地元の熱心な指導者の取り組みがあったと聞く。

もう一人驚いたのは、早稲田大学の井戸選手である。
彼は新宮町出身だそうだが、有名国立大学をけって、箱根を走りたいために早稲田大学に一般入学したそうだ。
龍野高校という進学校から全国レベルの長距離ランナーを排出しているのにも感心した。
龍野高校の10マイルマラソンはこの地域では有名だが、彼は龍野高校を全国的に有名にした。
彼の出身の新宮町も、今でこそたつの市になったが、小さな郡部の町であった。

箱根駅伝で活躍する、西播磨地域出身のこの二人の活躍は、この地域に住む我々に励ましを与えてくれる。
中谷選手は区間賞も取るくらいのトップランナーなので、これから日本を代表するランナーに育ってほしい。
井戸選手は文武両道の大切さを、是非示し続けてほしいと思う。
私は生徒にはよくマラソンと受験とを例えるのだが、井戸選手こそそれに一番ふさわしい人物のように思える。
そしてこれは何に関しても言えることなのだが、小さい頃から一人一人を大切に育てる環境が大切であるということだ。
人口の少ない郡部でも、そうすれば一流の選手や、知識人を生むことができるのだと思う。
そういう土壌を築き上げているのは、名もなき心ある指導者がいるからだと思う。


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