このところソチの冬季オリンピックの話題がマスコミで多く流れる。
授業でも浅田真央選手のことを取り上げた。
本番で実力を出し切ることの難しさを受験に絡めた。
私は中学受験も予備校入学試験も、大学院修士も、教員採用試験も一度で合格した。
ところが、大学受験は一校の一コースしか合格していない。
現役も浪人も私学や国公立を含めて、多く受験したが全部不合格だった。
自分でも何がそうさせたかを、深く考えることさえ避けてきた。
今思うと、大学受験以外は落ちても他に行くところもあったし、駄目元というところがあった。
何せ大学院などは指導教官からは、受かるのに3年はかかるだろうとまで言われていた。
受かると思っていなかったので、合格発表時に与路島に調査に行っていた。
結局、それがもとで奨学金をとりそこねて、その後の研究生活面での致命傷になった。
開き直りというのは、いつでもできるわけではない。
浅田選手のように金メダルを期待された立場で、開き直りなどできないだろう。
期待をプレッシャーに感じず成功する選手もいるわけだから、皆がそうだとは言い切れないのだろうが。
ここまで練習したのだからとか、これほど勉強したのだからと後は運しか無い、と開き直れる程、強い人はそう多くはいないだろう。
ただ、人生という長いスパンで考えると、成功と失敗というのは分からない。
たまたま、合格した大学のコースが肌に合ってその道を進むことになった。
しかし、うまく合格した大学院は、多くを失って転向せざるをえなかった。
教員になって良かったかどうかは、まだ結論は出ないが、次のステップでそれが分かるだろう。
要するに、次にうまくつなげられるかどうかが、成功と失敗の評価だろうと思う。
次を見据えることはできないにしても、努力したのだからどんな状況でも何とかなるだろうと思うしか無い。
そう受験生にエールをおくるしかないのです。
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