私は早期退職以来、暦通りの休みで過ごしていなかった。
閑谷学校に勤める前は、家内の言うところの盆と正月の日々と言えるのかも知れないが、自分の生活としては平日と休日の区別はつけづらかった。
閑谷学校では、研修センターが年末年始以外は閉館することが無かったので、センターのシフトによる勤務であった。
土日にも利用者がいたが、学校等からの電話が無かったので、事務仕事は少なかった。
だから、ベテランの事務職員は電話が少ないだけ、仕事がはかどるから却って楽だと言っていた。
私は長年暦通りの生活をしていたが、学校によってはクラブ指導で土曜日は出勤することが多かった。
休日の仕事は特別な行事や、クラブの競技会などであった。
ただ、当時は年度末の入試業務が休日になることが多かったので、代休にもクラブ指導等で出勤する教師にとっては休日はなかった。
だから、休日は暦通りにはとれないにしろ、閑谷学校では休日はそれなりにとれてはいた。
上郡のスポーツセンターは基本月曜日が休みであった。
私は土曜の午前と、日曜日は勤務を外してもらっていた。
2ヶ月半しかアルバイトをしていなかったので、その期間の祝日は月曜に限られていた。
そして、その日は火曜日と振り替えの勤務となった。
だから、7月から9月までの土日月の三連休は無かった。
月曜日が祝日の日は出勤して、火曜日が休みとなった。
だから、夫婦で休日があうのは日曜日のみとなっていた。
自分は教師をしていた頃は、暦通りというのが当たり前だったが、身近な人にはそうで無い人が多いとあらためて気がついた。
まず、老人介護施設に働いている息子がそうであるし、会社の警備・施設管理の仕事をしている弟などがそうである。
弟夫婦は弟の妻も暦通りの休日では無いので、夫婦の休日が合うことがあまりないという。
閑谷学校では、土日の両方とも出勤というのは無かったので、土日のどちらかは、暦通りの勤務の家内と休日は一緒にはなっていた。
今回、再び暦通りの仕事に戻って、久しぶりに夫婦でドライブに出かけた。
休日は普段やれないことをするので、今回のように3連休で無いと、遠出する気分的な余裕が無い。
私はこの3連休は土曜日は畑仕事、日曜日は村の神社の仕事をしていた。
普段の休日はちょっとした買い物に夫婦で出かけられても、今日(10/8)のようにドライブがてら猪名川まで蕎麦を食べに行くことは無かった。
ドライブで遠出して気分転換ができたので、暦通りに休みが取れるありがたみを改めて感じた。
世の中には暦通りに休みが取れない人が多くいると思うけれど、どのように家族と過ごしているのかと思う。
本来休日は家族や友人や仲間と一緒に過ごせる日だと思うが、それがなかなか難しい人も多いと思う。
そして、完全に退職して暦に縛られる生活が送れるようになった時には、一緒に楽しく過ごせる相手を失っている場合もある。
暦通りの生活ができる今を大切に生きていく価値を考えさせられた。
0 件のコメント:
コメントを投稿