この10月12日から14日の三連休は、初日は台風の影響でドライブはためらわれた。
日曜は天気も良くて、午前中に山に行ってシバ栗を拾ったり、午後からは農作業をした。
このところ、道ばたに落ちているシバ栗を拾うのは、売っている栗よりも美味しいと言うことが分かったからだ。
小粒の物が多いが、中にはそこそこ大きいのもある。
何よりも甘くて、味も濃い。
村の人は誰も拾わないが、鹿などが食べるので、拾えるところは限られている。
今日14日は家内とドライブに出かけることにしたが、久しぶりに鳥取に行きたくなった。
いつもの鳥取道を通って、今回は初めて鳥取西道を使って走っていると、浜村鹿野温泉IC近くの「道の駅 西いなば気楽里(きらり)」の案内板が目に付いた。
道の駅はICを降りてすぐにあった。
さすがに温泉のある道の駅として、足湯が入り口に設置されていた。
6月30日オープンしたばかりと言うことで、新しくて広く、綺麗に整っていた。
最初からここを目的にしていたわけではないので、中の様子を見てから食事にするかどうか決めた。
12時頃だったので、順番まで待って席を案内された。
今まで行った道の駅の食堂の中では一番広く感じた。
実は以前に白兎海岸の「道の駅 神話の里 白うさぎ」で食事をしたことがあった。
今回もそこに行こうかと思っていた。
確かに二階の食堂は海の眺めもすばらしく、料理の品数も多い。
ただ、家内には値段が高い割には、味が今ひとつだったようだ。
今回の「西いなば気楽里」の食堂は、料理の品数は多くは無いが、値段がお手頃である。
私が頼んだ刺身定食には、焼き魚などもついていて1500円だった。
家内の頼んだ海鮮丼も1300円で、ともに「道の駅 白うさぎ」の半値程度である。
「道の駅 白うさぎ」の値段の多くは場所代だと考えるべきだが、こちらの方が気軽に立ち寄れそうだ。
周りの人も、塩鯖定食などを頼んでいて、美味しくて安いのを求めていることが分かる。
ただ、お茶や片付けはセルフサービスである。
自動車道は景色が面白くないので、そこからは一般道を通ってマリンピア賀露に向かった。
途中の海岸線の国道9号線は眺めが素晴らしい。
今回は台風の影響がまだ残っていて、大きな白波が立っている。
これだけの大波は、播磨灘近辺ではお目にかかれない。
白兎海岸に打ち寄せる大波が見られただけでも、今日のドライブは価値があったように思えた。
マリンピア賀露に立ち寄って買い物をしたが、多くの観光客で賑わっていた。
そこから出て、初めて鳥取の漁港沿いの道を通った。
鳥取は飛行場の隣に漁港があって、落ち着いた港となっている。
自動車道を使わずに国道29号線と53号線を使って帰ることにした。
この道は、まだ自動車道がなかった頃に、子供を連れて砂丘を見に来た時に使った道である。
ところが、途中で間違って自動車道に入ってしまい、智頭南ICで再び一般道にもどってから大変な行程になってしまった。
結局県道296号(西谷那岐停車場線)というとんでもない山道を通って那岐に行き、そこから国道53号線に戻ることが出来た。
とにかく、他の人や車に会うこともなく、道には台風影響か杉の枯れた枝葉が散乱していた。
中国山地によって山陽と山陰が画されていることが実感させらた。
途中から、美作に向かう県道51号を使い、国道179号に入ることが出来た。
それまで、どんよりとした曇り空だったのが、晴れ間の見える明るい景色になった。
実は、ここあたりの道は、以前に鳥取に行く時に迷い込んだ道であった。
とにかくナビを使わない私たちのドライブは常にハプニングがついてまわる。
そのスリリングな行程のおかげで、休み前の日常の気分が一新されてしまうのである。
子供らと楽しく過ごした砂丘への日帰り旅行を懐かしもうと思ったのに、新しい冒険の旅になってしまった。
ただ、いつものように、車の中では口ずさめる懐かしい歌が流れていた。
今日一番風景とマッチしていた歌は、NHKのAMから流れていた、ホイットニー・ヒューストンのI Will Always Love Youだった。
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