今、酪農家が餌代などの高騰で採算が合わず廃業が急増しているという。
餌代の影響は近辺の水田地帯にも影響しているようで、牛の餌用の稲が多く作られている。
牛乳は学校給食では欠かせないので、酪農家が無くなってしまうことはないことは確かだろう。
小学生の頃からなじんできた牛乳や乳製品は生活に欠かせなくなっている。
それに対して、豆乳は私の子どもの頃には、豆腐屋で販売されていたが、匂いが強くて私は苦手で飲めなかった。
大学生の頃には、紙パック入りの豆乳があったので、たまに買って飲む程度だった。
自分で大豆を作るようになって、その活用方法として豆乳を自分で作るようになった。
リサイクルショップで豆乳製造機を買って作ったのだが、いい加減な分量で作っていたせいもあって味が薄く家族には不評だった。
残りかすのおからは食べづらく、機械の後片付けも大変なので結局使わなくなった。
一方、ヨーグルトは簡単に牛乳パックでつくれる電気製品を買って、家内はだいぶ前から作って毎朝食べていた。
ヨーグルトにはブルーベリーの実やジャム、酢をいれたり、粉末の青汁やシナモンを加えている。
豆乳で作られたヨーグルトが発売された時に、家内は牛乳と同じ方法で試しに作ってみたのだがうまくいかなかった。
このところ、豆乳ヨーグルトがよく出回ってきたので、家内は再チャレンジした。
最初うまく効かなかったが、発酵時間を長くすることによってうまく作れるようになった。
それを一番喜んだのは家内自身だった。
家内は牛乳ヨーグルトを昼食後に食べて仕事に出かけていたが、おなかがぐるぐると鳴って困っていたそうだ。
それが豆乳ヨーグルトに変えてから、鳴らなくなったという。
味は牛乳の方がおいしいのだが、健康面からすると豆乳の方が良いし、家内のおなかにはもってこいである。
豆乳に関してホームページの「世界を旅する豆乳」に歴史や、中国での事情が載っているが、中国では牛乳より歴史が古いそうだ。
現在でも中国では朝食に欠かせない飲み物になっているそうで、日本と大きく違っている。
豆乳は機械さえあれば大豆を買って自分でも作れるし、私のように畑で作った大豆も利用できる。
今年は黒大豆がそこそこできたので、黒大豆の豆乳を作ろうと思っている。
味は牛乳製品にはかなわないが、日本人の食生活には豆腐の方がなじんでいるし、これからは豆乳ももっと活用するべきだと思う。
何より牛を育てるより、大豆を栽培する方が簡単で、枝豆でも食べられるし、昔は葉っぱは飼料や肥料にも使っていたという。
刈り取った後の枝葉は、こういう田舎では焚きつけに用いたり、焚き火として火にあたったりしている。
これまでは安い穀物飼料を輸入して牛を育てたり、大豆そのものも飼料として使われることが多かったが、円安を機会に見直すべきだろう。
豆乳が世界的に普及すれば、世界の食糧事情も良くなるはずだ。
飲みやすい調整豆乳もあるので、学校給食も牛乳から豆乳に換えても良いのではないかと思う。
アマゾンが飼料用の大豆畑になって自然破壊がなされているのだから、日本は本気で大豆生産を推進すべきだと思う。
これからの食糧危機では地産地消が重要となってくる。
そのことからも、牛乳から豆乳への転換は大切なことだと思う。
そもそも、遊牧民は別として東アジア人の身体に合っていない牛乳を普及させようとしたこと自体が間違いなのだ。
因みに調べてみたらカルピスも豆乳で作ったのがあったそうだが、どうも販売を中止しているようだ。
ぜひ改良を加えて、牛乳製よりも安価で効能が高い物を開発して欲しい。
とにかく、我が家の豆乳ヨーグルトへの転換は新しい時代への一歩だと思う。
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