9月4日は朝から警報が出る予測がなされていた
台風崩れの低気圧が接近していたからだ
1時間目の授業からだんだんと雨が激しく降り出して、いつ警報が出てもおかしくなかった
2時間目になって、ますます雨風が激しくなっていた
私はパソコンを使って授業をしているので、ネットからようやく警報が出ているのをいち早く知った
まもなく校内放送があり、結局、雷雨の激しい今の段階では、帰宅するのが困難と待機することになった。
しばらくして、雨が少し小止みになったので、生徒を一斉に帰宅させることになった。
と言っても、雨風は強く、迎えに来る車などの対応に当たった教師はずぶ濡れになってしまった
ネットを見ていた教師からの情報で、赤穂駅では電車が動いていないことが分かった
駅での混雑が予想されたので、教師が何人かその整理に向かった
11時の電車は運休だが、幸い別の電車が駅に止まっていたので、生徒は電車の中で待機できた
ところが、電車は増水した千種川を渡れるかどうか、坂越駅で待機するという
とにかく、相生駅からは動いているということなので、相生駅で降りる生徒の対応に教師が向かった
電車は相生駅に着くことができ、生徒も無事に帰宅したことを、電話連絡などを通して確認できたのは昼過ぎであった
私は自宅の上郡が避難勧告が出ていたので、午後二時過ぎに家のことが気になり年休を取って帰宅した。
通勤経路に当たる千種川は、増水して河原は全て水の底であった
役場の職員がいたるところで警戒に当たっていた
自宅に帰る午後3時頃には雨も小康状態になり、近所の高田川の水位も徐々に下がりだしていた
結果的に今回の警報では、一番雨が激しく危険な時間に生徒を帰したことになる
職業科の生徒を抱えている高校は、遠くから生徒が来ている関係で、朝から休校にしているか、警報が出る前に帰宅させた。
校区の狭い普通校の方が警報が出るのを待って帰したので、危険であったことが後になって、他校の人からも聞いた
これには、以前帰宅が遅れて、学校に宿泊せねばならなかった苦い経験があり、雨が止むまで待機させる選択がとれなかった
結果としては夕方になれば安全に帰れて、問題なかったのだが、姫路のように警報が出っぱなしのようなケースもあり、待機する判断は難しかった
この警報というのは本当に曲者で、姫路市のように広い地域では、一部が大雨であれば全体に警報が出て、殆ど関係ないところも休校になる
方や、すでに岡山県の隣の市町村が警報が出ていて、警報が出るのは時間の問題だと思われるのに対応できない
行政区に応じた警報の発令の仕方自体に無理があるのである
かといって小中学校は行政の区分けによっているので、その単位で警報を出してもらう方が対応しやすいだろう
しかも、最近は局所的な豪雨のために、広い範囲での警報が出しづらくなっている
今年のような地球温暖化による異常気象は、従来の警報体制では対応できないことを露呈させてしまった
学校は避難場所にもなるのだから、警報が出ても待機できるような態勢を今後は考えるべきだろう
宿泊に関しても、食料・水、毛布などの備蓄を義務づけておけば、対応できると思う
気象庁も、予報が外れて非難されることを恐れずに、早めに警報を出して欲しいと思う
そして、行政区とは別に、地図上に示されたデーターで判断できるシステムも作って、学校側で判断しやすくした方が良いと思われた
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