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2014年5月4日日曜日

自家製豆乳

毎年黒大豆を栽培して、枝豆以外の食べ方としては、甘い煮豆か酢大豆しか無かった。
煮豆は糖分が多いので、正月以外にはほとんど食べない。
枝豆にしても、酢大豆にしても、食べ過ぎると酷い便秘になって苦しんだことがあるので、ほどほどにしなくてはいけない。
何とか消費したかったので、たまにご飯に混ぜて炊いてもらったりしたが、結局去年は余らせた。

以前から、自家製の豆乳を作る電気製品があることは知っていた。

手間をかけて、普通のミキサーで作る方法もあるが、めんどくさくてしなかった。
そこで、少々値が張るが(約8000円)、毎日でも手軽にできる豆乳製造器をネットで買った。
初めて作った時は、豆が十分に粉砕されていなくて、薄い豆乳になった。
そこで水に浸す時間をしっかりかけてやると、濃いい豆乳ができた。
黒大豆なので、灰色がかって見た目は良くないが、癖の少ないおいしい豆乳になった。
冷蔵庫に保存すれば数日は持つので、毎日作る必要は無い。
何よりもおからがおいしい。
市販のおからは、成分を絞りきってまさしく残り糟という感じだが、幾分成分が残っていておいしい。
今流行のおからダイエットではないが、色んなものに混ぜて食べることもできる。

豆乳と言えば子供の頃に、豆腐屋の豆乳を体に良いからと飲まされた。
当時の豆乳は臭いが強くて、無理矢理飲まされているという感じだった。
それが大学生の頃、スジャータの豆乳に出会って、牛乳代わりにおいしく飲んでいた。
調製豆乳も出てきて、飲みやすくなったが、私は何も加えていない豆乳の方が好きである。
牛乳は知識として、日本人には消化できない糖質があることも知っていたし、脂肪分が気になった。
前任校では給食の牛乳は飲まずに持って帰ると、息子が飲んでくれた。
ただし、ヨーグルトは毎日食べている。
以前から、中国では豆乳を家庭で作ってよく飲んでいるということを知り、日本人もその習慣ができれば、もっと健康になるように思っていた。

大豆は枝豆、煮豆や豆腐以外にあまり食べられていない。
近年では家畜の飼料のような扱いもされる。
家庭栽培では米や麦よりも簡単だし、米麦同様長く保存できる。
炊飯器同様に、どの家庭でも豆乳製造器が普及すれば、大豆の消費も上がるだろう。
そうなれば、無理して外国がら飼料を買って牛を多く飼う必要が少しでも減る。
そもそも、省エネにできているアジア人の体質に合っているような気がするのである。
日本人は食事の欧米化によって、多くの生活習慣病を生じるようになった。
そもそも、大豆は豆腐を加工して、色んな食べ方がなされてきた。
あげ、がんもどき、高野豆腐以外にも、精進料理にいたっては何でもありである。
アジアに食料革命をもたらした大豆を、もう一度見直すべきだろう。
学校給食にも、是非豆乳を用いて欲しいと思うのだが・・・



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