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2014年7月16日水曜日

You raise me up

文化祭初日、有志のステージは無事済んだ。
一ヶ月にわたる練習の成果は、それなりに満足のいくものであった。
当初は二人で始めたのだが、もう一人ボーカルが加わって3人となった。
Groban風の曲に2番の歌詞を途中挿入した形になった。
コーラスの部分を二人で歌うことによって厚みもでだと思う。
生徒からの良い評価も聞いて、嬉しかった

毎回そうなのだが、舞台に立つまでは「なんでまたこんなことを背負い込んだんだろう」と思う。
私は去年に引き継いで、二回目なので何とか気持ちが伝わるように演奏したいと思った。
初めてのピアノ伴奏のWさんは、緊張のあまり手が冷たくなり、愚痴っていた。
途中で加わったTさんは、それとは正反対に陽気である。
彼は歌だけということで、普段の練習通りやれる自信はあったようだ。
私は上手くMCができるだろうか、ハーモニカをとちらないか不安だった。

時間は遅れたが、ステージに立つと前に座っている3年生が私の名前を連呼してくれた。
残念ながら、バザーの準備者は退席せざるを得なかったが、残った生徒が応援してくれた。
曲紹介をした後に演奏を始めた。
いつもは歌詞コードを少し見ながら、丁寧に歌うのだが今回はほとんど見られない。
それでも、全体を見渡しながら精一杯歌った。
ハーモニカも目を閉じて、演奏に集中した。
最後のコーラスになると、自分でも足が震えているのが分かった。
あれだけ賑やかに応援してくれた生徒も静かに聴き入ってくれた。
思いの外、大成功だった。
WさんもTさんも、やって良かったと言ってくれた。
苦労に巻き込んでしまった私としては、それを聞いて安心した。

私は高校生からこういうステージを何回か経験している。
練習をして完成度の高い演奏を目指した。
でも、今回は完成度よりも、何とか気持ちが伝わらないか考えた。
いつもより何度も録音して確かめた。
演奏や歌の上手い人はたくさんいる。
聴く人の心に響く演奏ができる人はそういない。
一人でも私たちの演奏を心に受け止めてくれた人がいれば本当に嬉しい。
You raise me up to more than I can be
まさしく私たちの励みになる。
そして、励みになってくれればもっと嬉しい。

追記 もし良ければ聴いてください。Celtic Woman version(カラオケ)

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