ちょうど青春18切符が使える期間なのので、それを購入して使った。
私がよく使っていた頃は、まだ改札口が今ほど自動化されていなかったので、普通の切符とそう変わりは無かった。
今は、駅員さんに声をかけて、見てもらわねばならない。
駅員さんがいない改札口では、カメラ付きインターホーンで確認してもらった。
大阪は私が一番苦手な町で、土地勘がほとんどない。
なにせあまり馴染みを感じないのである。
神戸、名古屋、東京も住んだことがある。
京都は修学旅行で宿泊してから、何度も訪ねて宿泊したりしている。
そういう町には、土地勘もそこそこあるし、親しみを感じている。
大阪も思い起こしてみると結構行っている。
まず、幼稚園の頃に父親が職場旅行に一緒に連れて行ってくれた。
また、小学校5年では日帰りで万国博覧会に学校から行ったし、家族とも行った。
高校生の頃は、友達と梅田のデパート街をぶらつくのも楽しみであった。
大学からは自分の専門が文化人類学だった関係で、国立民族学博物館には頻繁に行った。
教師になってからも、職場旅行で花博に泊まりがけで出かけた。
10年前の兵庫教育大学に長期研修中には、西成界隈に社会学の実地調査で回ったり、ゼミの仲間と難波で飲み明かした。
去年は日帰りで兵馬俑展を見に、初めて家内と大阪に出かけた。
今回は用事までに時間が合ったので、天満から天神までの界隈をゆっくりとひとりで回れた。
今日は土曜だったので、私の様にスーツ姿で歩いている人は殆ど見かけない。
水の都らしく、観光船や運搬船が頻繁に行き来し、止まっている船では中高年の労務者が昼寝をしていた。
大都会の中心地にしては、のんびりとした風景で、東京の隅田川とはちょっと違うなと思った。
やはり圧巻は、大阪城であった。
とにかくでかい。
姫路城に馴染みのある私だが、このでかさには恐れ入った。
ただ、近くによって、窓格子を見ると鉄格子になっていたので、興醒めした。
やはり、趣は姫路城の方が何倍も上だった。
上郡の自宅からだと、相生駅から電車に乗り、姫路から新快速を使い、尼崎から東西線に乗り換えて、天満まで3時間。
青春18切符なので、旅費は約2300円と安く抑えられた。
そう言えば、今勤めている職場にわざわざ散髪をしに、毎回大阪に出かける若い教員がいる。
散髪がてら気分転換をしているのだろうと思う。
自然豊かな田舎に住む人間はたまには、時間と費用を惜しまず、こういう大都会の刺激を受けるのも大切かも知れない。
大阪城では、観光客からあまり日本語が聞こえてこなかったくらい、国際化されている。
天満宮は屋台も出て祭りの様だった。
健康寿命を日本一縮めて生きていく、活気あふれる大阪人のパワーに触れるのも良いのかも知れない。
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