「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」(NHK)は大好きな番組で、いつも見ている。
実は私も以前は「呑み鉄」だった。
学生時代は青春切符を使って色々と列車で回ったり、帰省に用いたりした。
思い出残るのはいくつかあるが、一人で四国一周した時が一番飲んでいた。
なぜなら、四国の日本酒は格別に美味かったからだ。
「梅錦」「司牡丹」「土佐鶴」等々色々あった。
そして、四国は当時電化もされず、単線だったので鈍行は特急や急行を先に通すため、駅でずいぶん待たされた。
だから、ビールや酒で間を持たすしか無かった。
食べるのは宇高連絡線フェリーの中のうどんから始まっていた。
海端の駅でベンチに座り海を眺めてビールを飲んだ。
ユースホテルで知り合った若者に途中で車に乗せてもらったが、後部座席で呑んでいたので、雰囲気が悪くなり降りた。
やはり、呑むのは列車の中とか、バスの中しか無理だろう。
酒好きの私の父親は、ドライブには必ずワンカップを持参した。
家族は嫌がったが、それが父親の楽しみだったので黙認していた。
呑み鉄にしろ、呑み車にしろ、最大の問題はトイレである。
私がビールではなく、酒を選んでいたのはトイレが近くなるからだ。
ドライブの時は父親のために、何度もパーキングに止まった。
私は列車に乗る時は、必ずトイレのある車両に乗る。
今回の「三江線を呑む! 2017/11/29 放送」は一両編成のトイレなしに六角さんは乗っていた。
しかも、いきなりビールを飲んでいる。
トイレはどうするのだと心配したが、ちゃんとふらっと途中下車していた。
彼はトイレは近くないのかもしれないが、何となく途中下車が計画的に思えた。
この三江線は素晴らしい川沿いの景色で来年3月に廃止される前に乗ってみたいと思った。
私は川沿いの鉄道は飯田線が一番好きだった。
地元に帰って田舎では車が便利で、鉄道は滅多に使わない。
青春切符はご老人がよく使い、その時期は列車も満杯だ。
今度の仕事は休みが平日になりそうなので、呑み鉄をしようかと思っている。
ただ心配なのはこの歳になると、呑み鉄をするとただのアル中に思われかねない。
以前も、前に座っていたご老人が、いきなりワンカップを飲み始めてそう思った。
どうせ飲むのならかっこよく、ウィスキーやジンの方が良いかもしれない。
いつも飲んでいる芋焼酎は匂いで気づかれるので、まだ黒糖焼酎が良いかもしれない。
因みに奄美に行くフェリーは、見知らぬ者同士で黒糖焼酎の宴会船と化していた。
豪華列車も良いけれど、呑み鉄専用車両ないしコーナーをJRさんもうけてほしい・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿