寒くなると、寝室は雨戸を閉めるので、朝は暗いままだ。
どうしても夜更かしをするので、朝起きるのが遅くなる。
12月からは朝から仕事にも行くので、朝早く起きる習慣をつけねばならない。
そこで、いつも寝る時に聞くiPadを目覚ましに使うことにした。
その目覚まし曲は、B'zのCalling、関西弁で言うと「呼んでまっせ」と言うところだろうか。
歌詞の内容は、もっと切実な叫びだろうが、朝はその程度の感覚である。
スヌーズなので、6時半に一回イントロが鳴ると、止める。
そして、10分間隔でなって、7時に1コーラスかけて停止する。
すると、隣で寝ている家内も否応なしに起きざるを得ないのである。
そして、この曲を聴くと元気に目覚めることができるのである。
以前このブログで「いつかのメリークリスマス 2012/12/17」で少し触れたが、B'zは以前勤めていた上郡高校の生徒と関わりが深い。
その生徒は、エレキギターの速弾きが得意で、二人で学園祭に出るというので、彼が選んできた。
教師生活の中で、職員バンドは忘年会や、文化祭、同窓会等々いろんなところでステージに立った。
しかし、生徒と組んだのはK君とだけである。
結局、バンドはベースも入って3人になったが、殆どB'zの曲で、1曲だけAerosmithのI don't want to miss a thingを私の希望で入れた。
このステージは本格的な、音響装置を業者を頼んでセッティングしていたので、私にとってこれまで最高の音響環境だった。
初期のB'zのように音源とかぶせてカバーした。
残念ながら、彼には仲間や友達が居なかったので、写真やビデオは残っていない。
でも、そのステージは今でも鮮明に記憶に残っている。
生徒が盛り上がりすぎて、生徒指導部長が押さえに入ったくらいだったからだ。
B'zを聴いたりすると、K君のことをよく思い出す。
彼は特別進学コースにいながら、大学進学を希望せず、音響関係の専門学校に行ったはずである。
因みに私は彼の担任では無く、授業を担当しているだけだった。
一日6時間もギター練習をする程のギター好きで、親も諦めていたようである。
周りと音楽に関して妥協が無かったのでバンドが組めず、私と組んだわけである。
彼とは練習だけで無く、音楽に関してもよく話をした。
修学旅行でグァム島へ行って、彼は浜辺で泳ぎもせず、私に音楽のことを切々と訴えかけてきた。
私も、その道で生きていきたいと思っていた頃があるので、彼の気持ちはよく分かっていた。
しかし、これで生活することも大変だと言うことも分かっていた。
彼には大学に行くよう何度も勧めたが駄目だった。
彼が今どんな仕事についているのか気がかりだが、自分で選んだ道に後悔はしていないだろうと思う。
私は大学の途中で別のことに惹かれて、その道から離れてしまった。
私にとってのCalling(天職)は歌手では無かった。
気の多い自分が30年も続けられたのだから、教職がCallingだったのかもしれない。
今はそこから離れたので、新しいCallingが呼んでるかも・・・
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