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2019年12月17日火曜日

学生時代の写真からの激励

このところ入院した母の世話や今後のことを考えると、老後の不安を実感せざるを得なかった。
自分自身も持病や身体や容貌の変化に、後ろ向きに考えることが多かった。
そんな中で、ふと学生時代の写真を取り出してみた。
かぐや姫の「神田川」の歌詞ではないけれど、「若かった あの頃 何も恐くなかった」時代である。
私には大切な優しさが欠けていたと苦笑しつつ、当時の自分や親しかった人たちをながめる。
当然、そこには今の自分とは全く違う自分がいる。
残念ながら、大学や大学院の頃に親しかった人とは会う機会が無いので、今の様子は分からない。
私はその頃出逢った人たちを、その頃の年齢の人として思いを寄せている。
高校時代の同級生とは同窓会で会って、ショックを受けたのだから、学生時代の仲間とは会わない方が花なのかも知れない。

写真は高校時代まではそこそこあるのに、高校を卒業してから職に就くまではあまりない。
私はその年数は9年にも及ぶ。
自分にとっては、10代後半から20代後半までの一番若々しかった頃である。
同世代の人たちも、みんな美しく輝いて見えるし、自分自身も今と比べてはハンサムに見える。
写真を見るうちに、昔の気分に引き戻されてきた。
このまま老け込んではいけない。
身体より先に、心が老け込んでどうするんだ!
と、自分に叱咤激励をした。
家族の昔の写真はどうしても、ノスタルジーを感じてしまっていたが、学生時代の写真は励ましとして刺激となった。
子どもが成長した今は、ある意味で学生時代と変わらなくなったところも多い。
そして、当時は将来に不安を抱えていたと同じように、老後に不安は抱えている。
また、今は「何も恐くない」というよりも、「何もかも恐い」と感じている。
その代わり、家内には笑われそうだが、若い頃よりは優しくなってはいると思っているのだが・・・



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