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2013年11月8日金曜日

蘇った唐船

いつのまにか、唐船は兵庫県で一番低い山で宣伝されるようになっていた。
確かに山なのだが、私には島が砂に埋もれてしまったというイメージでいたので、ぴんとこない。
昔は「ドンドン山」と言って、山を歩くと音がした。
言い伝えで唐の船が沈没して埋まっていると言われてもいた。
子供の頃からいい遊び場所で、岩の隙間の小さな浜でよく遊んだ。
ただ、狐が住んでいるとか、小さなほこらが岩場にあったので、ちょっと怖かったので林の中を歩き回ることはなかった。

唐船の砂浜は有料の潮干狩り場になっていたが、小学生の頃は友達同士で行って、尾崎から来たと言ったら、無料にしてくれた。
シーズン以外はフリーとなり、浜でバカ貝を捕ったり、釣りをしたりした。
高校生の頃は冬場でも仲間と夜にたき火をして楽しんだりもした。
以前、生徒に「彼女とデートは何処でしたの?」と聞かれて、「唐船」と答えると笑われたが、時々、高校生のカップルも見かける。
夜になると御崎の灯台や家島の町の灯りが見えてロマンチックになるのを、生徒は知らないようだ。
実は今は私のジョギングコースになっている。
昔とは違ってずいぶん綺麗になった海岸は絶好のコースである。

この唐船の砂浜に泥がたまってしまって遊泳禁止になり、それを取り除く工事を最近までしていた。
大きな重機を海の中に入れて、いっぱい泥を取り除いてきれいな砂浜が蘇った。
これで来年からは観光客も増えるだろう。
ただ、潮干狩りのシーズンの休日には渋滞になって、うちの畑に行くのにも大変である。
海浜公園がそばにあって、家族で楽しめるいい場所なのであるが、自動車でないと便利が悪い。
来年は臨時の駐車スペースもスポーツ施設になるので、どこに留めてもらうのか気になるところである。

この週末は赤穂シティーマラソンがあるが、ここはハーフコースにもなっている。
去年は土砂降りの中、大変なマラソンになったが、今年はどうだろう。
本当は参加したかったのだが、コースである御崎の海岸の坂道に怖じ気づいてしまった。
今の走りでは制限時間をクリアーできそうにない。
来年こそはチャレンジしたいと思っている。

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