軽トラに乗り始めて半年以上経つが、通勤に使うことが主で、本来の力を発揮させずにいた。
雪が降った時はタイヤはスタッドレスでは無いので、家内が使っているFitで通った。
寒い朝はキャブが狭いせいか、直ぐに内側が曇り、エアコンを付けると燃費は予想以上に悪くなった。
軽トラに信頼もなく、燃費にも不満を持っている状態であった。
生徒からも、買ったばかりなのに「いつ買い換えるのか」と聞かれ、「死ぬまで乗り続ける」と見栄を張った。
内心はスバルの水平エンジンの車が欲しいとは思いつつ、自分の身の丈に合っているのはこちらだと自分に言い聞かせた。
そんな折、前々から、有機農業には必須の堆肥を作るために、落ち葉を拾いを決行した。
以前、姫路に通勤していた頃は、近くの椿峠の溝などにたまっている落ち葉が欲しいとずっと思っていた。
また、山頂集落である小野豆付近でも、いっぱい落ち葉があることは知っていた。
ところが、忙しさや寒さに負けて、どうしても拾いに行けずじまいだった。
意を決して、大きな熊手と竹箒、籾殻入れの袋をホームセンターで購入して、この週末に拾いに出かけた。
土曜日には、小野豆の山に軽トラで上り、道にたまっている落ち葉をかき集めた。
平家の史跡がある頂上付近まで上る道は急勾配で、少々不安であったが、セカンドで登り切った。
ただし、マフラーの焼ける嫌な臭いがした。
やはり、圧巻は悪路で、舗装していないでこぼこの道、水たまりをどんどん進んでいくことができた。
悪路を通るのは、以前乗っていたピックアップでの方が優れているが、何よりも落ち葉を積み上げるのが楽である。
しかも、狭い道の片隅に気兼ねなく駐車できる。
畑まで積んで帰って降ろす時も、横が開くので随分楽である。
さすがに山道を走るとガソリンも多く食って、元々少なかったので日曜日には給油した。
その帰りに、高田台から上郡に抜ける山道に入ってみた。
道ばたの落ち葉を掃除している人がいたが、その上の方で斜面に落ち葉が捨てられていたので拾った。
畑は前日に積み上げた落ち葉があったので、溝をまたいで畦にタイヤを乗せてその奥にまで進めた。
4WDなので、少々の溝や、穴にタイヤが落ちても平気であった。
まだ、新車と言うことで、オフロードで使うのはためらいもあったが、これでこの車への信頼ができた。
ピックアップに比べて、車体が低いので、大きな段差には対応できないが、その分小回りで切り抜けられる。
山に行って作業したりするのも、景色が良くて楽しいものである。
今日も仕事からの帰りに、千種川の東側の土手道(赤穂鉄道跡)を周世から通ってみた。
残念ながら落ち葉を拾うには無理があったが、通勤路に別の世界が広がったようにも思える。
軽トラは大切に乗るよりも、自由に使いこなすことの方が肝心だと分かった。
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