家の庭にはモミの木とゴールドクレストが一本ずつある。
それぞれ、子供が小さい頃のクリスマスのデコレーション用に買ったものを庭に植え替えたのである。
鉢植えから庭に移したとたんにどんどん大きくなった。
西側に植えたモミの木は二階のテラスを超えて庇より高くなっている。
東側に植えたゴールドクレストは、高くなりすぎたので一度先端を切ったのだが、枝がまた高くなって二階の窓くらいまでになっている。
毎年この季節になると、電飾の話題になる。
幹線道路脇の家にでは毎年きれいに飾っているところもある。
年末になると、このモミの木やゴールドクレストに電飾を施してやるのもいいなと思う。
それを家内と話すたびに、狐や狸のための電飾なんて・・・
という落ちになってしまう。
ほとんど人通りも無く、雨戸を閉めるので家の窓からも見ることは無い。
もし、孫でもできればおそらく気を引くために飾るかもしれないけど。
ただ、この二本の木は家にとって大切な風よけになってくれている。
クリスマスのたびに、子供の年齢と比較する。
上は24歳、下は21歳、それが木の高さに現れているのである。
自分も年がいくと、この木は自分たちが死んだ後も残っていくのかなと思ったりもする。
子供たちには親がどんな思いで、この木を眺めているのか知らないだろうと思うけれど・・・
この二本の木はたぶん私たちのことを憶えてくれていそうな気がする。
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