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2018年5月14日月曜日

猟犬のくせにモフモフなクロ

NHKの番組の「もふもふモフモフ」は見ていて楽しい番組である。
出てくる犬や猫は室内で飼われているのが殆どなので、庭で飼われているうちのクロとは大きく違う。
もともと猟犬で捨て犬だったクロは、既に3歳になって落ち着いてきた。
先日も、狂犬病の予防注射の時には、赤穂まで軽トラの荷台にトラベルキャリーに乗せて連れて行った。
予防注射の広場に集まってきている犬の殆どは室内犬だった。
中には大型犬もいて、吠えたり、引き綱から離れて逃げ回る犬もいた。
そんな中で、鳴きもせずいてくれたのは助かったが、他の犬に近づこうとするのには困った。
散歩でも特に困るのは、猫や野生の動物とあった時や、匂いを感じた時である。
力が強いので、引き倒されそうになることもしばしばである。
そのくせ、大型の車が来ると、主人を放って置いて逃げようとする。
絶対に盲導犬にはなれない。
実は鉄砲の音や、大きな音を怖がるので猟犬にも適していない。
だから捨てられたのだと、夫婦で話している。

そんなクロだが、戻ってきて犬小屋の傍で日向ぼっこをすると、全く無防備になる。
通り道に寝そべると、私が通ろうとそのまま寝そべっている。
時々、「踏んだろうか」と威嚇するが、動じる気配はない。
家内が洗濯を干す時にも、平気で足下で寝そべっている。
少々踏まれたり、蹴飛ばされても平気である。
このときばかりは、全くモフモフ状態だが、寝ているだけで様にならないので動画としては面白みに欠ける。
以前飼っていた雑種のトラは餌に対して執着が強く、入れた餌皿を触ろうものなら噛みつこうとした。
それに対して、クロは餌皿に触ろうが横取りしようが怒ることはない。
また、寝そべっている時などは、よく握手をしたり、顔の皮を引っ張ってやったりするのだが、もっとやって欲しそうにする。
因みに怒るのは、散歩に行ってくれそうで行かない時である。
腹たち紛れに、敷物にしているカーテンをくわえて振り回し怒りを表す。
散歩が食事より一番の楽しみなのである。
このように散歩の時と、庭で寝そべっている時のクロは別犬である。
ひょっとしてモフモフなクロは、家に戻って酒を飲んで寝そべっている私といっしょかも?


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