ページビューの合計

2018年5月9日水曜日

カブスカウトの思い出

先日、職場でカブスカウトやボーイスカウトと関わる機会があった。
そこで思い出したのは、小学生の頃入っていたカブスカウトである。
実はボーイスカウトにも入ったが、中学受験のために辞めざるを得なくなった。
カブスカウトでは、廃校を利用して宿泊訓練をした。
思い出すのは、相生の榊という所の小学校廃校での宿泊である。
夜は蛍狩りにみんなで出かけて、虫かごいっぱい獲ってきた。
夜中には付き添いの仲間のお母さんに頼まれて、懐中電灯代わりにしたくらいである。

ただ、楽しい宿泊訓練とは言いずらかった。
それは、夜中には校舎の外れにある便所に行かねばならない。
どうしても行きたくなって、デンマザーに言うとデンマザーも行きたかったらしく、一緒に行った。
そして、用が済んで出てくるまで、待つように頼まれた。
デンマザーも別の意味で怖かったのかも知れない。
思い出せば、昔の学校の便所はどこもくみ取りで、校舎の外れにあった。

また、夏には海岸近くにあった赤穂の御崎小学校で宿泊した。
当時はまだ廃校になっていなかったように思う。
御崎の小学生が尾崎の小学校前を通ると、
「御崎の学校おんぼろ学校、突っ張り学校」とからかったりした。
古い学校に鉄製の突っ張りがなされていたからである。
御崎小学校は直ぐ下に海水浴場があって、そこでカブスカウトは泳いだ。
デンマザーがセミビギニーを着ていたのを見とれていたので、友達にからかわれたのを憶えている。

今回のカブスカウトには保護者や兄弟が多く付き添っていた。
宿泊するところも、立派な施設である。
自分たちの頃は付き添う保護者は少なく、代わりに若いデンマザーが多かった。
思い出せば、私の父親はついてきたのを思い出した。
自分としては、父親はあまりついてきて欲しくはなかった。
人付き合いが下手なのに、どういう訳かカブスカウトの付き添いや、世話役をしてくれた。
考えてみれば、私も子供の水泳の付き添いなどをしたので同じである。
どちらも無骨な父親として、それが一つの愛情表現だったのだ。


0 件のコメント:

コメントを投稿