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2019年7月15日月曜日

ちょっと淡河までそば食べに

以前は猪名川町の道の駅まで十割そばを食べに出かけていた。
もう少し近くで十割そばを食べさせてくれる道の駅を探していた。
家内が淡河の道の駅に、十割そばを出しているというのをネットで調べてくれた。
今日(7/15)は昨日までの天気と違って、青空がのぞいている。
久しぶりにクロの散歩の途中で、岡山空港に着陸する低空の飛行機を見ることが出来た。
散歩後は、野菜の採り入れと、伸びに伸びた草抜きである。
特に大豆の間には、大豆と同じくらいの背丈になった草が生い茂っている。
汗まみれになってシャワーを浴びて、出かける準備をした。

ルートはまず姫路バイパスを通って、加古川小野線の新しい自動車道を使うことにした。
初めて走った自動車道の景色は良かったが、途中までしか開通しておらず、八幡稲美からは田んぼの中の道を通っていった。
今回はあまり自信が無いので、行きは私が運転して家内のスマホにナビを任せた。
三木まで来ると、三木近辺は何度も来ているのでなじみはあった。
三木からはそれほど時間もかからずに到着できたが、道の駅の入り口を一度通り越して引っ返した。
道の駅の駐車場は広くなく、新しい道の駅が建設中で、そのあたりのスペースも使えなかった。

何とか車を停車させて、食堂でざるそば定食の食券を買って並んだ。
昼の12時半過ぎということもあって、お客さんも多いのだが、食堂も狭い。
並んでいるお客さんはお年寄りや若い家族連れ、自転車やバイクのツーリングの人まで様々だった。
食堂で働いている人は、見た感じご高齢の女性ばかりで、若い人は一人もいなかった。
食券を買って並んで、やっと注文の番号札をもらって席に着いた。
しばらくして番号を呼ばれたので、カウンターまで取りに行った。

そばの麺はしっかりしていて美味しかったが、つけ汁が少し甘く感じた。
炊き込みご飯も薄味で優しい味がした。
天ぷらはエビ以外は地元の野菜と言うことで、食感が新鮮な感じがした。
人が多く並んで待っているので、ゆっくりとすることも出来ず、当然そば湯を頼める状態ではなく、自分たちで返却台まで持って行った。
そのところが、待つ時間が非常に長くても、ゆっくりと食べられた猪名川の道の駅とは違うところだ。

どうもこの道の駅は地域おこしとして始めたようだが、人気が出て拡張しているらしい。
食事後に立ち寄った販売所では、品数も少なく、買いたいと思うものは無かった。
本来はちょっと立ち寄れる田舎の十割そばという道の駅だったのだろうが、土日に多くの客が来るようになって対応がおぼつかなくなった感じだ。
平日に来ればゆっくりと食事を楽しめるのかも知れない。

帰りは行きが南から上ってきたので、北回りで帰ることにしていた。
ルートは何とかなるだろうと、ナビも使わずに車を走らせた。
結局ゴルフ場の間の道を使いながら、社町の県の教育研修所の近くに出てきた。
社町の兵庫教育大学に2年間通ったのだが、今日通った道は初めてであった。
三木、小野、加東のあたりは山も低くて、風景も西播とは大きく違う。
今回も家内は立ち並ぶ家が大きいのに感心していたが、経済的に豊かさを感じさせてくれる。
大きな都市への通勤圏内として、兼業農家でも上手くやって行けているのかなとも思える。

途中福崎のJAの直売所に立ち寄り、そこで運転も家内と交代して帰った。
朝の11時頃に出て、戻ったのが16時半くらいになった。
そばを食べるためにわざわざそこまでしなくてもと人に言われそうだと思いつつ。
そもそもドライブがそばのための心のおかずでもあると言いたい。
美味しいそばなら近所にでもあるのだが、普段とは違う場で味わうのが楽しいのである。
そして、ドライブは家とは違う話が出てくる。
今日も、ライオン工場の前を通った時に、子供が小学生の頃、工場見学に行って歯ブラシをもらってきた時の話を家内から初めて聞いた。
同級生は妹の分までもらってきたのに、息子は妹の分をもらわなかった話である。
そういう話は、きっかけがないと思い出さない。
また、車中で聴いていたFMラジオでは、「今日は一日メガヒット三昧」がかかっていた。
私も家内も知った曲がかかると口ずさんで楽しんだ。
昔の曲はその時のことを思い出して話題になるし、ドライブで今見ている風景とも重なって記憶に残る。
要するに十割そばを食べに行くことは、過去の想い出と今の新しい想い出の道筋をつけるためにドライブをする言い訳にしか過ぎないようだ。




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