私は糖尿病なので、無精白モチ麦を買って食べていたのだが、自分の作ったモチ麦は消化が悪かったようで、十二指腸潰瘍を再発させてしまった。
どうも、自分で作ったモチ麦は肥料不足や天候で、ふすまの部分が多すぎたのが消化不良の原因のようだ。
調べてみると、やはりモチ麦は消化に悪いので、食べ過ぎないように注意が必要と書かれている。
私は運動や肉体労働をよくしている時は、胃腸も元気なので消化不良にならないことが多いが、デスクワークの生活が中心になると消化不良になってしまう。
胃腸の弱い人は、デスクワーク中心で無くても、消化不良になってしまうようだ。
家内が先日、精白したモチ麦を多めに入れたご飯を食べて、腹痛と下痢に襲われてしまった。
そもそも、家内は子どもの頃から麦飯なる物を食べた経験が無い。
私は幼いころから押し麦の入ったご飯を食べていて、学生時代も自炊のご飯に混ぜて食べたりもしていた。
幼いころからの食生活が大きく影響するようだ。
しかし、この米不足の時代には、モチ麦・大麦は大切な食料になることは間違いない。
夏場の高温障害に比べて、温暖化が進んだので麦への冷害の危険性が少ないと思う。
ただ、暖冬の影響の被害もあるようなので、絶対安心な作物とは言えないとは思う。
長期予測が困難な破綻気候のなかで、冬場と夏場で穀物を確保してそえぞれのリスクを補う必要があると思う。
米を主な収入源としていても、冬場はそれを補う収入ということで、どちらの価格も抑えられるように思う。
また、麦類は緑肥としても活用できるので肥料代の節約にもなるのが魅力でもある。
かつては二毛作が当たり前だったのが、特別な地域を除いて長い間途絶えていて、ウクライナ戦争の影響で小麦を中心に復活している。
世界の経済情勢はトランプの影響で混迷を極めつつある。
貿易戦争は農業製品にまで及び、食糧危機を招く可能性さえ出てきている。
そんな中で、我々消費者は食生活を見直して、農家を支援する必要があるように思う。
米だけに依存せず、色んな作物を工夫して食べていく事が大切だろう。
私は米・麦は機械を維持する倉庫や管理費をまかなえる資力が無いので、モチ麦はネットで安い物をこれからも購入して食べることにしている。
ご飯に混ぜて食べられない人には、製粉してうどんや小麦粉の代用としても使えるようだ。
福崎のようなモチ麦の産地では、モチ麦麺としても売り出している。
また、甘酒などとしても、使えるというので米よりも安くつく。
穀物は芋類よりもかさばらず、グラムあたりのカロリーも高く長期保存が可能な優れものである。
真剣に食の安全保障と我々庶民の生活防衛を考えるのに麦は欠かせないと思う。
このところ、関税を高くても外国の米の方が安くなって輸入が増えている、それが進めば日本の農家はお終いになるだろう。
安い米を生産できる農家にとっても、麦は必要になってくると思う。
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