11月入って初めての土曜日で、まだ水は幾分残っているのだが、千種に水を汲みに行くことにした。
このところ私の母が入院していて忙しく、行ける時に行こうと思った。
午前中に母の見舞いに行き、赤穂の畑仕事をして、午後から家内と出かけた。
近隣の神社の祭りは終わったのだが、もみじ祭や白旗城祭りの幟が道沿いに立っている。
そういえば、赤穂に行く時には、赤穂マラソンの告知板が、病院近くにあった。
これからは良い季節で、あちらこちらでイベントが催されるのだ。
もみじ祭りと行っても、山の木々はまだそれほど色づいていない。
むしろ、千種に行く前の道ばたの畑には、ひまわりとコスモスが綺麗に咲いていた。
そして、南光町の自然観察村にはいっぱいテントが張られている。
そのままテントで眠るのか、コテージを利用するのか分からないが、夜は冷え込むことが予想される。
子供連れの家族が川沿いで遊んでいたが、寒がりの家内には縁の無い光景に感じたようだった。
水汲み場に到着して、外に出てみるとさすがに気温は低い。
家内は寒さに備えた服装をしていなかったので、水を汲みながら震えていた。
他には誰一人汲みに来る人は無く、キャンピングカーがそばのトイレを使いにやってきただけだった。
そのキャンピングカーは、かなり立派で高価に思えた。
私はキャンピングカーで日本国中を回ってみたいと常に思っている。
しかし、家内はそもそも普通のホテルでもよく眠れない。
宿泊を伴う旅行を家内はいつも無理だと決めつけている。
そのたびに私は、教育学部を出て教師を志したこともある家内に、「教師にならなくてよかったな」と皮肉をわざという。
小学校の教師であれば、自然学校などで、それなりに長く宿泊せねばならないからだ。
当然、中学校や高校は宿泊研修や修学旅行で長く宿泊することがある。
もし、家内が教師になっていたら、平気でどこでも眠れるようになっていたと、私は思っているのだが・・・
水を汲んできて、納戸にしまった後、食事をしてゆっくりしていた。
そのうち、家内が愚犬のクロがいないことに気がついた。
散歩をして鎖に繋いだ息子は、責任を感じて探しに行ったが見つからなかった。
私はしばらくしたら帰ってく来ることは分かっていたので、放っておいた。
案の定、数時間ほどして戻ってきた。
以前は、脱走すると一晩中遊びほうけることが多かった。
今回は首輪の金具がとれてしまって脱走したのだった。
元捨て犬だったクロは、そういうチャンスを逃さない。
ただ、もう野宿は出来ないようだ。
自分の小屋以外で眠れない飼い犬になってしまった。
クロともキャンプは無理かも知れない・・・
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