朝(11/4)、新聞でNHK・FMで午後から「今日は一日小田和正三昧」あるということを知った。
そこで、午前中は農作業をしっかりとおこなって、午後からドライブに出かけることにした。
行き先は倉敷のアウトレット、目的はドライブそのものだが、ブリーフを買いに行くという言い訳も考えていた。
行きは家内に運転してもらって、国道二号線を西に向かった。
前日の曇り空とは違い、秋らしい澄んだ空が心地よい。
残念なことは、電波状態も悪いし、車の走る音でラジオの声が良く聞こえない。
小田和正本人が出演しているのだが、声はいつものように小さいのでなおさらだ。
家内の知り合いには熱烈な追っかけファンがいるので、その人も聴いているだろうと話す。
一生懸命働く目的は、小田和正の追っかけのためだというからすごい。
小田和正のファンの心酔ぶりは、テレビで見るコンサートでも良く伝わってくる。
ラジオに寄せられ来たファンからのリクエストに添えられたメッセージからも、それが良くわかる。
彼の歌には、励まされたり、生きる勇気をもらっている人が何と多いことか・・・
ストイックに取り組む音楽性に多くの人が共感していることがよく分かる。
私は小田和正のファンではあるが、それほど熱いものでは無い。
しかし、こうやって彼の曲を聴くシチュエーションのために、ドライブにわざわざ出かけるのだから、それなりのものである。
家内は家で聴けば良いのでは無いかと言うが、車窓から流れる風景を見ながら聴くのが格別なのである。
そして、何よりも知っている曲を口ずさむのは、車の中で家内が横にいる方が良い。
車の中の方が、車の音で誤魔化せるし、気楽に一緒に口ずさむことが出来るからである。
ただ、今回家内は小田和正の曲は殆ど口ずさまなかった。
私は「自己ベスト」シリーズの曲はよく知っていて口ずさめるが、他はあまり知らないので初めて聴くという曲もあった。
久しぶりに「緑の街」を聴き口ずさみながら、過去の自分と重ねあわせたりした。
彼の歌は青春時代から、60歳を過ぎた今も、暮らしの中で淀みなく流れ続けてくれている。
倉敷のアウトレットは休日と言うことでイベントも有りずいぶん混んでいた。
このところ畑仕事中心で、人の多いところに出かけていなかったので新鮮な気分である。
たまに賑やかさを味わうのも、こういうモールにやってくる目的でもある。
帰りは私が運転して、西日を背に受けながら赤穂に向かう。
この日は帰りに母を見舞いに行く予定にしていた。
帰りは状態の良い電波にラジオを合わせることが出来て明瞭に聞こえる。
西日を受けた前面の景色が浮き立って見える。
特に倉敷から備前に向かうバイパスはなだらかな山が遠くに見えて、見通しも抜群に良い。
そんな中で、小田和正の曲がまさしく風のように流れていった。
病院に母を見舞い、買い物を済まして家に帰ってからもラジオを聴き続けていた。
夕食後いつしか、そなままラジオを聴きながら眠ってしまったのだが、心地よい眠りであった。
農作業の多かったこの三連休を、最後の半日で心地よい想い出に換えてくれた。
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