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2019年11月29日金曜日

丸山海岸2019年秋

赤穂市の御崎から坂越に抜ける県道32号の海岸線には、福浦海岸、大塚海岸、丸山海岸がある。
アース製薬の前にも、広い浜辺があるが、そこですごした経験は殆どなかった。
私が子供の頃は、直接大塚海岸に抜ける自動車道がなくて、向山の山道を山越えするか、御崎の方から回っていくしかなかった。
歩いてなら大塚海岸が尾崎小学校から一番近かった。
小学校の遠足でも、大塚古墳を見るついでに、大塚海岸に行ったりしていた。
古墳の下にも小さな浜辺もあるが、海水浴を行うのは野外活動センターがある広い浜辺である。
特別支援学校に勤務していた時は、何度もこのセンターと海岸を利用させてもらっていた。

丸山海岸は、幼稚園や小学校のちょっとしたバス旅行や遠足でやってきていた。
切り立った岩場に上って、先生に注意されたりしたが、その岩場が丸山海岸の魅力になっている。
仕事の就いた独身の頃も、仲間と一緒に泳いだり、魚を捕ってバーベキューをした。
子供が出来た後も、親戚と一緒に海水浴に来た。
この海岸は、私の50年以上の想い出が残っているところである。
そこで、見ている景色は様々な記憶の景色が、背景に投影されたものでもある。

丸山海岸には広い駐車場があるし、公衆便所があるのでちょっと休憩をするのにも良い。
何よりも浜辺が広く、西側は崖にはなっていなくて、山際にキャンプ場がある。
私が行った日は平日だったが、大きなテントが3張も駐車場付近に、そして木々の中に1張あった。
たいてい、ここに来る時にはテントが張ってある。

以前から、亀の手を獲ったり、わかめを拾ったりしたのは東側であり、崖になっているところである。
その、岩場を過ぎると、また小さな浜辺になる。
そこでは、アサリも少しは採れたが、多くの人が採り尽くしたようだ。
その岩場にしゃがみ込んで、海の様子や景色を眺めた。
何度も言うように、私は船の上で育ったので、海を見ると心が和む。
一人で過ごしても、孤独を感じない。
それが、母なる生みたる所以かも知れない。






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