ジャガイモを掘る季節になった。
この季節は雨が多いので、芋を掘るのはかなり重労働である。高齢になった家内の両親はジャガイモを作るのは数年前に止めてしまった。
一昨年はビニールマルチをしなかったので、雨上がりの芋掘りが土が重くて大変で、熱中症になってしまった。
それに懲りて、昨年からはビニールマルチを使用しているので、掘るのは幾分楽にはなった。
アルミ製のフォークス状の掘り起こし機で、家内や息子にも手伝ってもらった。
これは備中鍬を使うより簡単だが、掘り残しがでるので後でもう一度備中鍬で掘り起こしたが、一人で全部やるよりは楽ではあった。
ジャガイモは上郡の畑にキタアカリを、赤穂の畑にメークインを植えたが、上郡の方は葉が枯れる病気になったので、早々と先週から掘っていた。
キタアカリはもともとそんなに多くとれないが、早く掘ったせいもあって、小ぶりで量も多くなかった。
メークインは例年より小ぶりだが、コンテナ3杯半とれて上出来であった。
西隣の畑のNさんは、今年はジャガイモは全滅したという。万田酵素で作った種芋を貰い、切り口をよく乾燥させて、マルチも用いて植えたのだが、植えた時に3日間雨が降って、腐ってしまったという。
かつて、自分にはジャガイモを全滅させたことは無かったので、雨よりも種芋の質に問題があるように思えた。
ジャガイモ掘りで一番困るのは、蟻である。マルチをしていると特に蟻の巣が多くなる。
掘る時にその巣を壊すことになるので、怒った?蟻が服の中に入り込んで手足をかむことが多い。
蟻にかまれると赤く腫れて、痛がゆくしばらくは治らない。
私は今回、右手の二の腕の内側をかまれた。家内は肘の下あたりをかまれて、私よりもひどく腫れ上がっている。
今年は例年よりも、大きくて黒い蟻が多くいたように思う。
その一方でミミズも沢山いたが、幸いにモグラや鼠はいなかった。
掘り起こした後は虫などを求めて、よくカラスなどが来るのだが、大勢で作業をやっているので寄りつけない。
そこで近くの木の上で悔しげに?鳴いたり、バタバタ騒いでいた。
赤穂は朝曇っていたのだが、昼になるにしたがって晴れてきて、芋を掘るには過酷な状態になってきた。
先週まで喉が渇くと食べていた畑の金柑も、先日来の雨で多くが腐っていて、最後に少しだけ奥の方のが食べられただけだった。
赤穂の畑の金柑は大変甘くてみずみずしくて、喉の渇きを癒すにはもってこいだった。
わざと採らずにおいていた金柑もおしまいになった。
ジャガイモを掘る一方で、らっきょうを掘っていたが、その後にマルチを張って、薩摩芋の蔓も植え足した。
この蔓は、上郡の裏の畑で芋から生やしたものと、早くから植えていた1本50円の蔓の脇芽が伸びたものを使った。
これで買った芋づるが70本、 生やした蔓が40本ほどになった。1本50円の苗も買った20本以上は増やしたので、もし同じように芋がなってくれれば、蔓は25円以下のコストになる。
例年よりも多く植えたのは、例年よりも生活費を切り詰めたいという思いからだ。
冬場の薩摩芋と夏場のジャガイモ
どちらも主食にはならないが、食生活には欠かせない。
このところ、干した輪切りの大根の燻製が成功し、干したニンニクの燻製もまあまあなので、ジャガイモも干して燻製にしようかとも思っている。
ジャガイモは日持ちは良いが、芽を出させて捨ててしまうことが今年は多かった。
一方でポテトチップスを買って食べるので、日頃から簡単に食べられるようにしておくのも、食べ切ってしまうこつのように思った。
0 件のコメント:
コメントを投稿