我が家では風呂の窓にへばりつくヤモリのことをやっちゃんと親しみを込めて呼んでいる。
やっちゃんは1匹ではなくて、多い時には3匹ほどにもなるが、すべてやっちゃんと呼んでいる。
今年も冬の眠りから覚めたやっちゃんが現れた。
自分の小さい頃は風呂や便所が屋外にあったので、隣の塀にへばりついていたヤモリが怖くて嫌だった。
蛇はつかむことができたが、トカゲやヤモリは苦手で、触ることも見るのも嫌だった。
ところが、くもりガラスの向こうで白い腹を見せて動き回るヤモリはとても可愛いく思えている。
やっちゃんは窓にへばりついて、風呂の明かりに集まる蛾を待っている。
ひらひらガラスにまとわりつく蛾を、じっと待ち伏せて来たところに飛びついたり
離れた蛾の所まで走っていって捕まえようとする
ところが、蛾もそう簡単には捕まらない
風呂に入ると、じっとその狩の様子に見とれてしまう
やっちゃんもうまい下手があって、うまいのは体も大きく小さい仲間を追っ払う
やっちゃん同士は縄張り争いも激しく、しっぽで威嚇したり、たまに鳴いたりする
尻尾がちぎれたのは、ケンカで失ったようだ
追い払われる小さいのを応援するが、 大概は逃げ出してしまう
ところが、大きいのが失敗して、その逃げた方向に蛾が来て小さいのが、それを頂くこともあって面白い
家内もその様子を風呂で見ているので、やっちゃんの話題で盛り上がる
家内は長風呂なので、やっちゃんを見るのが何よりも楽しみのようだ
暑がりの私は湯船から出てながめることもしばしばある
夏場のやっちゃんはお風呂のお供なのである
ただ、蛾にすれば、可愛い目をしたやっちゃんも、獰猛な恐竜の生き残りなのだろう。
どうしても、蛾の立場にたって考えることはできないけど・・・
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