私が水泳と深く関わるきっかけとなったのは、子供が水泳教室に通っていたことによる。
今でも、プールには一緒に泳ぐ親子を見かけるが、その光景がとても微笑ましい。
時には、選手にしようと厳しく指導する保護者も見かけるが、たいがいは一緒に泳ぎを楽しんでいる。
私の場合は、相生のプールに子供が通っていたので、土曜日などは送っていって、帰る時間まで泳いだ。
時間帯の違う子供二人通っていたので、ちょうど二時間ほどじっくりと泳げた。
単に、水泳だけが目的ではなく、容姿のすばらしい女性コーチにお目にかかるのも楽しみだった。
スイミングのコーチは、運動をしているだけあってどなたも、容姿端麗であったように思う。
そのうち上郡のプールの方にスイミングを移って、自分もコーチに習うことになった。
ちょうど、高校の水泳部の顧問をやることになったので、良い機会になった。
私は学生時代の頃は、中途半端に剣道をしており、教師になってからも剣道部の顧問をしていた。
赴任した高校は剣道に関しては全国を目指すようなクラブだったので、剣道専門の教員がいて、私はお手伝いする程でもなかった。
水泳部は速い選手は、スイミングで練習することが普通だったので、私のような素人顧問でも勤まった。
最初は、生徒の方に色々と泳ぎ方や練習方法を教わっていた。
たまたま女子が西播磨大会で総合優勝したりして、顧問としてやる気も増してきた。
その後は、どの学校でも水泳部の顧問を続けてきた。
クラブに関しては、教師にとって負担が重いという意見も多い。
確かにそうだと思う。
ただ、水泳に関しては練習時間もそう長くできないし、私は日曜日はレース以外は練習を設定しなかった。
レースには自分の子供も参加することもあって、クラブの部員と一緒に移動することもあった。
残念ながら、上郡中学校には水泳部がなかったので、子供たちは水泳から離れてしまった。
結局、子供と始めた水泳を続けたのは、父親である私一人になってしまった。
上郡のプールでは今も、当時から親子で水泳を続けている人がいる。
子供は一時は水泳から離れたようだが、就職した後でまたプールに戻ってきた。
そうやって、親子で続けられるのも水泳ならではだろう。
親子どころか、孫と祖父母というのも見られるようになっている。
プールの中で、世代を超えて老若男女が関われることが一番素晴らしいことだと思う。
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