私は5年程前から、心電図の検査をすると異常な波形が出るようになった。
職場の健康診断で精密検査を受けるように指示され、かかりつけの総合病院で検査を受けた。
その結果は心臓に異常はなく、いわゆるスポーツ心臓だろうと言われた。
その頃は、水泳をやったりジョギングをしたりで、スポーツを盛んにしていて、脈拍も1分間に50回代であった。
スポーツ心臓とはネットなどで調べると、心臓が大きくなったり、壁が厚くなったりする。
しかし、スポーツ選手にはまったく正常であり、危険ではないという。
私の場合も、若干血圧は高かったけれど、全然問題はなかった。
今は激しい運動は殆どなくなったけど、緩やかな運動は続けている。
その分、脈拍も多くなり、血圧は逆に下がったりしている。
しかし、先日心電図の検査をすると、依然異常な波形が出ている。
以前の職場では精密検査の結果を報告していたので、問題なかった。
今回はいったん退職しているので、検査を受けた病院が問題視してしまった。
以前に別の病院で問題ないと言われたことを言っても、納得してくれない。
それはこの病院で受けた過去のデーターと、今回のデーターだけで判断した結果である。
その間の精密検査の結果は、別の病院にあるので考慮されない。
医師にとっては手に入るデーターが全てなのであろう。
こんなところで、スポーツ心臓が災いするとは思わなかったが、現代の医学の普通の検査では常識外ということが分かった。
そういえば、健康番組で病気の原因が分からず、いくつもの病院を渡り歩く話をよく特集している。
そして、結果として名医と呼ばれる医者が、常識をくつがえし原因を特定するというものだ。
普通の医者の常識的な見方では見つからないのが難病である。
スポーツ心臓は難病ではないのだが、常識的な心電図の見方では異常と見なされる。
私の場合は名医を探す必要はなく、かかりつけの総合病院で健康診断を受けられれば問題なかったのだ。
また、病院同士でデーターや検査結果の情報交換が簡単に行われれば、問題ないはずである。
スポーツをやり過ぎて、ちょっと厄介な身体になっているようだ。
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