このごろよく鉄道旅の番組が放映される。
必ず見るのは、NHKの「六角精児の呑み鉄本線・日本旅」である。
実は自分も学生時代に青春切符を使うことが多くて、非常に時間があるし、風景を楽しむためにビールなどを飲んでいた。
その時は必ずトイレの近くの車両に乗っていた。
特に憶えているのは、帰省で名古屋から赤穂に戻る時に、わざと関西本線を使って飲みながら帰ったときのことだ。
関西線は景色もよくて、ちょうど旅する人と相席になって、話をしたりしたが、その人は当然飲まなかった。
新幹線などではよく飲む人を見かけるが、鈍行ではあまり見かけない。
鈍行の旅での呑み鉄は、少々肩身が狭いと感じた。
私は、鹿児島から赤穂、東京から赤穂や、四国一周など多くの鈍行の旅をした。
サークルの仲間などの友達と一緒の時もあったが、たいていは名古屋近辺であった。
長旅はたいてい一人旅で、鈍行以外にも寝台列車にも良く乗った。
一番楽しかった思い出としては、やはりまだ小さかった子供たちと一緒にいった東京旅行である。
これは家内の弟の結婚式に出るついでに、子供を浅草・上野や、NHK放送センター、ディズニーランドに連れて行ってやった。
姫路駅から新幹線に乗ったのだが、その時の様子はビデオカメラに収めており、思い出したように何度も見返す。
駅で列車を待つ時の様子や、車内での様子、特に車内で弁当を買って食べている様子などが懐かしい。
私は車外の風景も時折入れていたので、風景と共に楽しめたりする。
子供たちと新幹線に乗って旅に出たのは、この一度限りであった。
それ以外は、車で出かけることが殆どだった。
だから、一生に一度の我が子との鉄道の旅となった。
近年は豪華列車の旅が宣伝されていて、高額な費用を1泊や2泊で使っている。
確かに一生に一度そういう豪華な旅をするのも、良い思い出になるかも知れない。
だけど、ささやかな旅でも、子供や孫と一緒に旅行する方がどんなにか楽しいだろうと思う。
自分にはまだ孫がいないが、自分の親たちは孫と旅行できるのを楽しんでいたのを思い出す。
ただ、普段仕事に忙しかったり、孫の世話に明け暮れている人には、夫婦二人でゆっくり過ごすのも良いのかも知れない。
自分たちには高額の費用を負担する余力が無いので、格安航空やレンタカー、そして鉄道をうまく活用して、気楽な旅をやってみたいと思っている。
それまでに、金の代わりに心身の余力を蓄えておかねばならないt思っている。
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