ページビューの合計

2015年1月18日日曜日

千種の水くみ2015年冬

水くみ場、手前が我が家の軽トラ
今日、家内と千種に水くみに行ってきた。
1月にくみに行くのは初めてである。
いつもなら、雪のシーズンを避けて早めにくみに行っている。
昨年の暮れは、早々と寒くなったこともあって、忘れていた。
雪が積もっていたら、水くみ場の駐車場も埋まっているだろうし迷った。
朝の散歩をしながら、どうしようか考えた。
コーヒーやお茶は、買ってきた水を飲んで、料理はくみ置きで良いかなと思った。
しかし、水道水で作った味噌汁のまずさを思い出した。
うちで使う味噌は、家内の母親の手作りで、添加物も無い。
だから、余計に水道水のカルキの味が強調される。
散歩していて、天気も良いし、気温が高いので行けると確信した。

早速、散歩から帰宅して行く準備をした。
雪のシーズンは、スタッドレスタイヤをはいているフィットで行く。
しかし、ホースが使えないので、ノーマルタイヤだけど、軽トラで行くことにした。
100円玉を用意していなかったので、ガソリンを入れたり、買い物をしてから出かけた。
千種川の河川工事は、どんどんと進んで、橋も新しく架け替えられていたりした。
周りの集落は工場も無くなって寂れていく感じなのに、工事だけ大がかりなのか不自然だった。
そんな折、佐用町の久崎小学校に、「ありがとう久崎小学校123年」という横断幕を見た。
どうも、久崎小学校は廃校になるらしい。

調べてみると、徳久小学校は昨年の3月に廃校になっており、佐用町の小学校の統廃合が進んでいるようだ。
上郡町でも小学校の統廃合は進んでいるのだが、佐用町も同じらしい。
久崎小学校は作用の水害の時に、対策本部が置かれ、色んな車両が集まってきて、その対応に追われていたのを思い出す。
災害からの復興が進む一方で、子供の数はどんどん減っているのだなと思った。
実は、私の父方の祖母がこの近くの小赤松の出で、実家の家も久崎の大工さんに建ててもらった。
そういう意味で、久崎には親しみを感じていただけに、寂しい思いである。
小規模の小学校から、大規模な中学校へ行くと、元気を失う子供が多いと、学童に勤めている家内は小学校の先生からから聞いたという。
それなら、いっそうのこと中学校や高校も小規模にしても良いのでは無いかとも思う。
学校が大規模である必要性は、これからの時代は薄れてきたと思う。
職場自体が小規模になっているからである。

千種に近づくと、さすが雪国の様子に変わっていった。
だんだんと山は白くなり、道ばたには雪が積もっていた。
ただ、この暖かさで、雪はだいぶ溶けていて、ノーマルタイヤでも問題は無い。
水くみ場の駐車場も、雪はあったが、問題なく車をとめられた。
問題はくむ人の多さである。
以前は、休日に来ても、誰もいないことが多かった。
今回は、既にくんでいる人もいたし、くみ始めてからもやってきた。
うちは多く水をくむので、待ってもらうのに気がとがめる。
しかし、待っている人もたくさん水をくむようで、待ってもらうしかないのである。
平成の大馬鹿門前の水くみ場が賑あうのは、スキー場近くの水くみ場が閉鎖されているからである。
ホースを継ぎ足しての水くみは、容器を運ぶより楽だが、じっとしているので少し寒い。
時々、冷たい風が吹いてきて寒さを感じるが、曇っていたのが晴れて、雪がまぶしく暖かさも感じた。

冬の午後は普通曇ることが多いのだが、天気も良く帰りの車の中は暖かい。
遠くで浮かぶ、雲も冬雲とは違い、まるで春のようである。
そう言えば、スキー客に行きも帰りも殆ど会っていない。
昼間の時間帯ということもあるが、スキー離れを感じさせた。
千種付近に住む人の、生活を考えるとそちらも賑わってもらいたい。
スキーが盛んだった頃は、千種は華やかに思えた。

地方に住みたいという人が多いというのに、地方はそういう人を受け入れる経済力が無い。
ただ、これからの時代は金をなるべく用いずに生活する方法を工夫するべきだ。
そして、消費税がかからない個人取引で売買する方法がある。
それを上手く仲介できる人がいれば、もっと地方は暮らしやすいだろう。
そもそも、教育費や医療費がそれほど負担にならなければ、収入も多くは必要が無い。
地方創世は地方のそういう負担を、都会よりも大幅に減らすことから初めてもらいたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿