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2025年4月14日月曜日

水泳を通しての仲間作り

 私はこのところ、糖尿病対策として週に3回プールに通っている。

月曜は隣の市の相生市民プールで、水曜、金曜は地元の上郡町民プールだ。

土日は農業や家のことに使いたいので、週に3回なら月、水、金とならざるを得ない。

すると、月曜が上郡町民プールが休みなので、せっかく年券を買っていても使えない。

本来なら年券があれば、相生市民プールを全て泳げば良いのだが、そこは1ヶ月1万円の施設使い放題しか無い。

年金暮らしの身には、月1万円の出費は痛いし、泳ぐために金を稼ごうとも思わない。

仕方ないので、回数券を使って月曜だけ相生市民プールに通うことにした。


たかだか1回あたり500円のプール代を払うだけで、思わぬ楽しみが増えた。

練習で一緒になり話ができる水泳マスターズに出場している人ができたことだ。

この人はまだ働いていて、使い放題の会員だそうだ。

私より5歳も上だが、背泳に関しては全く歯が立たない。

子どもの頃から水泳を習っていたこともあって、クイックターンやバサロが綺麗にできるのだ。

私は相変わらずクイックターンが下手で、特に背泳の時には鼻に水が入って辛い思いをしている。

こういう人の横で泳ぐことができるのは励みになる。


何よりも嬉しかったのは、子どもが習っていた頃のコーチがまだいて話ができることだ。

私が地元の高校の水泳部顧問をしていた時の選手達が親となって、子どもが練習に来ているという。

なかには選手同士が結婚して、その子どもも親も練習を頑張っているという。

自分には孫がいないが、部活での教え子の子どもという水泳の孫がいるようで嬉しい。

そのコーチも長く水泳に携わってきて、親も子も教えることができているなんて、なんと素晴らしいことだと思う。

私は移動ばかりしていた教師なので、教え子の子どもを授業で教えた経験が無い。


また、現役の選手も練習に来ていて、その選手の選手仲間やコーチも知っていたりする。

若い世代とも話ができるし、応援もできるのだ。

そして、隣で練習している老齢の方とも、知り合った会員の人を通して話ができたりする。

老齢の方は熱心に4泳法を練習していて、私はその隣しか泳ぎ専門のコースが無い。

そのコースは時間帯が良いので独り占めして泳いでいる。

賑やかな練習する人の横で泳ぐのは、ひとりきりで泳ぐことの多い上郡町民プールに比べてずいぶんと励みになる。

本当は、小学生などの選手のそばで泳ぎたいのだが、そういう時間帯はコースを複数人で利用せねばならず、泳力が違うと泳ぎづらい。


教師にとって、クラブ指導はずいぶんと負担となるので、中学校では学校以外で行うようになってきている。

水泳などは冬場に温水プールで泳ぐ関係から、かなり前からスイミングスクールでの練習が多かった。

外部の練習スクールと学校のクラブとの連携も難しいところもあるが、努力すれば何とかやってこられた。

相生市民プールのコーチともそういう関係でもお世話になってきた。

プロ志向や進路に繋がる部活は別として、スポーツや芸術などを通しての部活は仲間作りには良い機会だと思う。

かく言う私は部活では無くて、ロックバンドで校内での仲間を作っていたのだからあまり偉そうには言えない。

でも、学校の文化祭では我々のバンドの仲間が活躍していた。

要するに、もっと柔軟に生徒達がスポーツや芸術に励むことができる機会を与えてあげれば良いと思う。

私は学生時代の部活で経験したことも無い水泳が、今は大切な仲間作りになっている。

教師にも柔軟に色んなスポーツや芸術に携われるような余裕をあげて欲しいと思う。





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