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2018年2月8日木曜日

畦焼き2018年

今年も村の畦焼きが今日(2/4)行われた。
昨日は勤め先で芝焼きが行われ、地方新聞の記者も取材に来ていた。
そちらの方は、茶色の芝生の絨毯が炎の赤によって、一面黒に塗り替えられる面白さがあった。
作業する方は、火をつけることより、バケツで延焼を食い止めたり、植えられた木を守るのに精一杯だった。
村の方の畦焼きは、こんな日に行って良いのかと思えるほど風が強い中行われた。
芝生と違い背の高い枯れ草は大きな炎を巻き上げた。
あちらこちらで畦や川原を焼くので、この近辺は霧のように煙で覆われた。
こちらも延焼を食い止めるのが面倒な作業となった。

そんな中で、去年一緒に作業をした人が今年も元気で作業をしているのを感慨深く思った。
というのも、去年一緒に作業をしている時に、腰が痛いというので理由を聞くと癌が肺から転移したという。
しかも、ステージ4でかなり深刻な様子だった。
その後の村作業は、たいてい奥さんが出るようになっていた。
畦焼きは重労働では無いので、本人が出てきたようだった。
70代半ばとはいえ、ステージ4でも元気でいられることを改めて知った。
このまま元気で、来年の畦焼きも一緒に作業できることを願った。

それにしても畦焼きは毎年繰り返されるのだが、危険を冒して何の意味があるのかと毎年考える。
火事予防だとか、害虫予防だとか聞いたがあまり納得いかない。
たぶん草が生える季節になって、草を刈りやすくするためだろうと思う。
勤め先の芝焼きで実は困ったことが起こっていた。
芝に火をつけるトーチの針金が外れて黒い灰に紛れてしまったのだ。
それは芝刈り機の故障につながってしまう。
村の畦焼きはそれ専用のトーチを竹で作ったり、量販店で専用のガストーチを買ったりする。
勤め先で使ったキャンプファイヤー用のトーチは見栄えは良くても、後の芝刈りのことを考えていなかった。
たぶん、取材だけを意識したからだろう。



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