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2018年2月4日日曜日

通学路事故

毎年のように通学の児童の列に車が突っ込み、死傷者を出す事故が起こっている。
今回の岡山での事故は、勤め先の近くだっただけに人ごとに感じなかった。
実は息子と娘も小学校の時に同じような経験をしている。
幸い家の子供は軽い怪我で済んだが、二人とも病院に2泊入院した。
6人いた児童の中には、あわや足の切断かというほど重傷の女子もいたし、長い間入院を余儀なくされた女子もいた。
そして、事故に遭った全ての子は、その後車に対しての恐れがトラウマとなって残った。

事故の知らせを聞いたのは、私は出勤前だった。
近くの交差点で一旦停止を怠った車が出会い頭に直進車とぶつかり、そのはずみで児童の列に突っ込んだようだった。
駆けつけた時に、一人の女子がいなくて探していたら、現場から15m程離れた側溝に仰向けになって倒れていた。
痛がるその子を水の流れる溝から抱え上げて、救急車の来るのを待った。
幸い背中のランドセルで水位より高く顔が出ていたが、もし、うつ伏せに落ちていたら死んでいたかも知れない。
この事故はマスコミでも多く報道されて、通学路の安全の重要性が叫ばれた。
しかし、その後も同じような事故は繰り返されてきた。

現代においては、完全に安全な通学路というのは無いだろう。
小学生だけでなく、中学生や高校生もそうである。
中学生や高校生は単独の事故が多いので、あまり報道されないだけである。
私も担任している生徒が自転車に乗って通学途中に事故に遭い、重傷を負った経験がある。
これは当然車優先の社会システムを築いてきたつけであることは間違いない。
スクールバスを用いずに登校させるのであれば、通学路の安全措置を施すべきである。
また、道路整備が難しいのであれば、積極的にスクールバスをもっと増やすべきだと思う。
以前勤めていた特別支援学校では、多い時には11台のスクールバスを維持していた。
通学での運動確保の代用は、登校してから時間を確保すれば良い。
学力も大事だが、体力も欠かせない。
歩行通学の少ない特別支援学校では、体作りの時間を確保している場合が多い。
一般の学校でも見倣うべきだと思う。
かつて私が中学高校だった時も、中間体操として毎日2時間目後の休憩時間に上半身裸で校庭を走らされた。
冬の雪降る中は辛かったが、愉快な時でもあった。
ともかく、安全面だけでは無く、健康体力面でも考えねばならない問題だと思う。





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