11月3日に加西にあるフラワーセンターに家内と行ってきた。
この晴れの特異日の日には、この施設や、丹波篠山に出かけることが多い。
昨日までの台風崩れの大雨に打って変わって、非常に良い天気で、各地でイベントが開かれて賑やかそうである。
まずは腹ごしらえと、加西の大きなモールに入ったのだが、そのキッチンコーナーで以前利用したこともある店が閉店している。
あれだけ流行っていたのにと思いながら、真向かいの店に入って今年初めての牡蠣フライの入ったセットを食べた。
早めに来たので、すぐに席に着けたが、店を出る頃には順番待ちの人でいっぱいだった。
食べられる店舗が減ったので、待つ人も増えたようだ。
モールも人が多かったので、フラワーセンターも多いだろうと、覚悟して駐車場に入ったが非常にすいている。
その理由は、入ってしばらくして分かった。
いつものようい、温室を見て回ってから、池のそばの遊歩道を歩いて、バラ園の方に向かった。
バラが殆ど咲いていない、それどころか貧相な枝振りなのだ。
これでは見に来る人はいないなと納得した。
いつもの年ならバラが無くても、紅葉の季節でそれを楽しめるが、それもまだ早い。
唯一綺麗に咲いているのは、ダリアであった。
噴水の周りの庭園にダリアが見事に咲いている。
この噴水の周りはよく子どもたちが楽しそうに遊んでいる風景が見られていた。
ところが、こどもがあまりいない。
私たちも子どもが小さい頃に連れてきていたのだが、子連れが少ないのだ。
それに代わって多いのは、ペットの犬を連れた夫婦や女性である。
バギーを押している人を見かけるが、そのバギーは犬用であったりする。
当然、犬の殆どが室内犬で、洋犬が多くて柴犬は少なくて、大型犬は殆ど見られなかった。
家内と我が家のクロを連れてきたらという話をしたが、そもそも身体を洗うことができないので、軽トラ以外では連れてこれない。
そしてたとえ軽トラで連れてきたとしても、他の犬を見たら興奮状態になって、抑えるのが大変なのだ。
クロはれっきとしたハウンド(猟犬)だから、こういう所に来ること自体が場違いなのだ。
この歳になると、車に一緒に連れて行けるような犬が欲しいと思う。
本来なら孫を連れて楽しませてあげるべき歳なのだが、孫がいないので愛犬と一緒に楽しみたい。
考えてみれば、私たち夫婦は子どもが直ぐにできなかったので、犬を飼うことから始まった。
当時は犬の価格も安かったので購入して、シェルティーのメスのモモを庭で飼っていた。
そのモモが12歳で死んだ後は、近所の紀州犬がかかった雑種を子どもが貰ってきた。
娘がトラと名付けたその雄犬は非常に娘になついていたが、10歳の頃に突然死んでしまった。
その後はしばらくいなかったのは、近所にはもう雑種の雌犬を飼っていてくれる人がいなくて高い犬を購入しなくてはならなくなったからだ。
今でもそうだが、高い費用を犬に掛ける余裕は無い。
そこで、ネットで調べて保護犬を譲り受けたのである。
今までで一番手のかかった犬となったが、孫のいない夫婦にとっては欠かせない存在となっている。
たぶん、これからも私たちのような夫婦には犬などのペットが必要に思えている。
子はかすがいと言うが、ペットも大切なかすがいとなっていると思う。
私の父母は室内犬を飼っていて、非常に可愛がっていたが亡くなってしまった。
その後、父も亡くなり、一人暮らしになった母は猫を可愛がるようになった。
実は室内犬も猫も弟に押しつけられたものだったが、親にとってはありがたい贈り物になった。
その猫も死んでしまった後で、猫を欲しがったが、世話ができるような状態では無かった。
きちんと、掃除や糞の始末をこまめにしていなかったので、ノミをわかせてしまい、来客者に迷惑を掛けていた。
それで、声の出るぬいぐるみの犬を自分で購入して、話しかけていた。
ペットより早く飼い主が死んでしまうと、残された人がペット好きではないと大変なようだ。
これだけ、人の生活に密着してかけがえのない存在になっているのだから、行き場を失っているペットの対策も重要に思う。
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