ここは西播のチベットとも呼ばれるほどの寒冷地にある。
上郡は赤穂より2℃ほどいつも低かった、学校のある光都はさらにそれより2℃低かった。
雪が降ると根雪になり、スキー場と同じ景色になった。
当然教室はストーブを焚いているのだが、廊下がすぐに外という教室もあり、教室から吹雪の中にでることもしばしばあった。
外にある廊下は凍り付くこともしばしばで、悪戯好きの生徒はわざと冬場に水を撒いたりした。
ストーブの思い出としては、女生徒が近寄りすぎてスカートを焦がしていたこと。
一番困ったのは、ある女生徒が使い捨てカイロをストーブの上で破ってしまい、その鉄粉が舞い上がって目に入ってしまった。
私の担任している寮住まいの生徒だったので、上郡の眼科まで連れて行ってやった。
拡大して見せてくれた目蓋の裏にはしっかりと鉄粉がひっついていた。
このように雪に関しては、あまり良い思い出は無いが、当時はやっていた中島美嘉の「雪の華」が合う学校だった。
同じ地歴科の若い教員と飲んで、カラオケでこの曲を歌った時。
その若先生は、「まさしくうちの学校の歌ですね」と言ってくれた。
私は徳永英明のカバー曲は、途中のサビの部分を低く歌うのであまり好きでは無い。
10回生の卒業記念DVDには、雪の風景とともにこの中島バージョンの曲を自ら歌いBGMに用いた。
雪の日や「雪の華」を聴いたり、歌ったりするたびに生徒と学校を思い出す。
※写真は学校の寮の雪景色
0 件のコメント:
コメントを投稿