日曜朝の健康番組「健康カプセル『ゲンキの時間』」で健康長寿の地域として喜界島が紹介されていた。
冒頭、司会者やゲストが言っていたように、「奄美は行ったことがあるけれど喜界島は無い」
というのが私にも当てはまる。
実は喜界島は琉球王国の歴史との兼ね合いで、非常に考古学等で脚光を浴びている。
私も是非行きたい場所でもある。
何よりもハブがいないので、安心してどこでも歩けるのが魅力だ。
ただ、喜界島出身者の方から水はおいしくないと聞かされていた。
喜界島の料理は他の奄美地域でも普通に食べられていると思う。
ただ、長寿草なる物は知らなかった。
喜界島はごまは有名だったので知っていたが、みかんは知らなかった。
シークァーサーに勝るとも劣らない健康食品であることも驚きであった。
ただ、私がよく通った与路島でも自然に生えている柑橘類が多く。
健康には良さそうだが、強烈な酸味や香りがあった。
地元の人も栽培したり、人に勧めるものでは無かった。
そういう柑橘類も奄美にはあるが、喜界島は商品化にまでしていることが素晴らしい。
私が通っていた当時も健康長寿な人は多かったが、無医村だったので万一の対応が遅れたケースもあった。
健康長寿である理由に、食生活や体を動かすことと、人との関わりをあげていた。
まず食生活は沖縄と違って、米軍の影響による変化はあまりなく、伝統的な料理をアレンジしたことが良かったと思う。
ただ、焼酎が日常に飲めるようになり、アルコール依存で健康を害している人もいた。
私は特に人との関わりが重要だったと思う。
ネットに「孤独」がいかに健康を害するものか書いてあったのを読んだことがある。
「孤独」は気力も体力も失わせる重大な病因である。
与路島の人は夜になると知人や親戚の家を訪ね歩いて、飲食や歌を楽しんでいた。
冠婚葬祭が派手で、村の祭りや行事も多く、宴会に歌や踊り、船こぎや相撲を楽しんでいた。
それもだんだん過疎が進みたまに孤立したご老人もいたのが、気がかりでもあった。
私は今住んでいる上郡に足らないのは、人と人の関わりだと思っている。
赤穂は自分の母親のようにカラオケや民謡で楽しくやれる機会も多い。
以前は近所の家の縁側やたき火のそばでのおしゃべりがあった。
今はそれが失われて家に引きこもっている人も多い。
一時は盛んだったゲートボールもあまり見なくなった。
みんなが気軽に立ち寄れて、楽しめる機会が持てれば健康寿命は伸びると思う。
何よりも病院で友達と会話を楽しむ必要がなくなる。
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