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2018年4月7日土曜日

農ある生活2018春

春になって、周りの人たちは家から出てきて畑や田で農作業をし始めた。
定年退職した人などは、こういう農村でも冬場は、家に閉じこもっている人も多い。
近所の知人は一冬で太ってしまったと、突き出たおなかを撫でていた。
冬場も、中には毎日欠かさず散歩をしている人もいたが少なかった。
やはり、春になって暖かくなると途端に増えてくる。
まるで、冬眠から目覚めた蛙や熊のようである。
やはり、きっかけは桜の花を見に行きたいと言うこと。
同じ散歩をするなら、桜の咲く道を歩こうというものである。
散歩の途中では、農作業をしている人に声をかけたりする。
散歩をしている内に知り合ったり、いつも見かけている人であり、殆どは名前も知らない。
元々地元の人は、互いに名前やどういう人かを知っているが、私のように移り住んだ者は互いに知らないが気軽に話せる。
「何を植えるんですか」「菊です」
ある散歩で知り合った人は兼業農家で、出荷用の菊も親子で栽培している。

散歩でよく会う近所の人の中には、道ばたで話し込んでいるのをたまに見かける。
散歩は単に歩くだけが目的では無い。
人と挨拶をしたり、話をしたり、道ばたの食用になる物を採ったり拾ったりする。
私のように犬の散歩をしている人もいるが、近所の人は私と違って家の周りだけである。

散歩が終わると、晴れた日は畑に出て作業をする。
晴れているのに、家の中にいると気が滅入るような気がするからである。
本当は勤めのない日は、執筆や研究を進めるべきなのだが、この季節は駄目である。
勤めのストレスを解消するには、私は机より畑である。
先日は、畑のそばのセリも摘んできた。
以前摘んだヨモギは、天日で乾燥させて、焼酎に漬けたり、お茶にして飲んでいる。
定年退職した近所の友人も、畑仕事と趣味のギターで明け暮れているが、よもぎ酒を教えて上げた。
そろそろ、タラの芽が出そうかなと楽しみにしている。











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