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2018年4月27日金曜日

鳴きの洗濯機とのお別れ

家の洗濯機は、ここ数年以上毎朝鳴き続けていた。
脱水の度に、「キー キー」と悲鳴を上げた。
その悲鳴は、周囲数十メートル響き渡った。
おそらく都会ではとっくに、苦情が出て買い換えられていただろう。
風呂からの給水ホースも破れて使えず、バケツで家内は風呂の水を汲み入れてもいた。
そこまでしても、使い続けるのは愛着ではなく、勿体ないからだった。
それには、私が早期退職して、金銭的に余裕がなかったことも確かである。
そんな中、ようやく家内は買い換える決心をした。
家電店の会員DMで特別安い情報を得たからである。
これで、近所迷惑な洗濯機ともお別れができた。

家内が、洗濯機を買う時に店員からもっと静かな洗濯機を勧められたそうである。
都会では、マンションでは洗濯機の音に気を遣わねばならないのだろう。
また、一戸建てでも、隣家とは接近しているので、音には気を遣うのだと思う。
我が家の洗濯機の音が遠くまで響くのは、周りに家が少ないからである。
そして、夜中には音が出るので、洗濯しない。
田舎の一番の騒音は、一晩中騒音を出し続ける米の乾燥脱穀機。
そして、早朝に農薬散布するラジコンヘリの音である。
昼間に行う農作業の農機の音は、殆ど気にならない。

そういえば、先日職場で話していて、シカの鳴く声も迷惑にいう人もいた。
近所では、猟犬を中心とした犬の鳴き声は、場合によって夜中にも聞こえる。
我が家の犬は、無駄吠えはしないが、もし夜中に安易に鳴けば、二階から水を浴びせられるので、滅多に夜中には鳴かない。
鹿の鳴き声などは、季節によっては当たり前のことである。
鶏に関しては、近所に家のない家では問題ないが、そうでないとさすがに苦情が出る。
それは、朝早く鳴いて、睡眠を邪魔するからである。

こういうような事情で、よく鳴く洗濯機は延命できた。
都会なら、数年以上前に最期を迎えていたはずである。
これも、不便であっても安上がりな、田舎住まいのメリットかも知れない。
ただ、鹿の鳴き声や、猟犬の無駄吠え、蛙や蝉の鳴き声が嫌いな人には住みづらい所かも知れない。
私には、工場、車、飛行機などの騒音の方が、うるさく感じるのだが。
それよりも、住宅内外の生活音に関しては、田舎ではあまり問題にならないのが良いと思う。
私の、たまに歌う歌を除けば・・・・


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