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2025年7月10日木曜日

汗は冷たいから濡れていたい

 私は森高千里の「雨」が好きで、時々一人カラオケで雨の日なんかに歌っている。

だけどこのところ梅雨が早々と明けてしまい、雨がほとんど降らなくて歌う気になれない。


 雨は冷たいけど 濡れていたいの

 あなたのぬくもりを 流すから


実はこのところ早朝から畑仕事をしているが、ずっと空調服を着ている。

空調服は自分の汗で体を冷やす仕組みになっているので、汗をかくまではむしろ暑い。

だから、早朝に着た空調服用のアンダーシャツは汗で濡れているが、朝食前に脱いだのを朝食後にもう一度着て犬の散歩に出かける。

せっかく暑いおもいをしてかいた汗を再利用するためだ。

このところは、雨が降らないので犬の散歩後も水やりを中心とした農作業をしている。


 汗は冷たいけど 濡れていたいの

 からだのぬくもりを 冷やすから


近所の人の中には蚊に刺されなくて、半袖Tシャツで農作業をしている人もいる。

私は空調服が半袖の時は、防虫ネットを着るし。頭も防虫ネットで覆っている。

今日はさすがに空調服を着ていても、熱く苦しくなったので防虫ネットは脱いでしまった。

実は蚊も陽が照って暑くなるといなくなるが、念のために着ていただけだった。

涼しい早朝や夕方が一番蚊に刺されやすい。

近所の人が涼しいのにそういう時間帯に農作業をしていないのは、蚊の対策が面倒であることも理由である。


空調服は今では夏の必需品になっている。

しかし、近所の人で農作業や村作業で使っている人はあまりいない。

空調服は高価であって、金ににもならない畑作業や村作業にはもったいないからだろう。

しかし、熱中症になったり、脳梗塞や心臓発作を起こして死んだら、元も子もない。

私の父は夏の暑い中で畑仕事を続けて脳梗塞になったことが原因となり亡くなった。

私たちも子供の頃は、ソフトボールや剣道の練習中に水を飲むのが禁じられていたが、父は畑仕事でも水を飲んでいなかった。

昔は、今ほど熱くなくて、水分補給をしなくてもなんとかなった。

しかし、温暖化が進んで簡単に35℃を超えてしまう現代では命取りになってしまう。


雨が降らないので畑の土はからからに乾いている。

それなのに雑草だけは繁茂しているので、水をやりながら草を刈ったり抜いたりしなければならない。

そして、草マルチにするための枯れ草を集めねばならない。

午前10時くらいになると、足がふらつくほど体力を消耗しているので、作業を打ち切っている。

本当はこまめに水分補給をしなければならないことはわかっている。

水を持ち歩くのが面倒なのだ。


家に戻ってずぶ濡れに濡れたアンダーシャツを脱いで、ほとんど水のシャワーを浴びる。

そして、水分補給をしっかりとするのだ。

昼食時までにおなかの中は水分で満たされて、食欲はあまりなくなっている。

そういうときに効果があるのはお手製の野菜シチューで、冷蔵後に冷やしたのを飲んでいる。

自家製のタマネギ、空豆を中心に、にんじんやニンニクを入れてソイリッチで作り置きしたものだ。

これを飲むと元気が出る。

夜に寝る前も、水分補給と言い訳しながら、焼酎のサワーを飲んでいる。


今朝(7/8)、雨はもう上がってしまっていたけど、待ちどうしかった雨が降ってかなり涼しい。

今日は水やりをしなくて済む。

昔の人が真剣に雨乞いをしたことがよくわかる。

作物だけでなく、雑草も元気づけてしまったけど、待ちに待った雨だ。

東京都心のように蚊がいなかったら、雨の中で空調服も脱いで濡れるに任せて濡れたいと思っただろう。

雨の歌は別れや悲しみを歌うことが多いが、雨上がりの夜明けは充電式草刈り機の音も軽快だ。

まさしく

 

  バッテリーはびんびんだぜ

  いつものようにキメて (草を)ブッ飛ばそうぜ


と草を刈りながら歌いたくなった。

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