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2025年7月14日月曜日

屋内プールでの避暑運動

 かつて、私は高校で水泳部の顧問をしていたが、夏場の練習は暑さとの戦いだった。

近隣の全国大会に出場するような中学校では、夏休みなどは早朝の6時から練習をしていた。

高校では生徒が遠くから通ってきたり、県大付属のように寮生もいたので、そういう練習は不可能だった。

だから、練習後に大きなブルーシートで水面を覆って水温上昇を防いではいたが、昼近くなると水温がどんどん上がって泳ぐのが辛くなる。

そこで、冷たい水道水を足しながら泳がせたりしていた。


水泳部の練習はまだ水の中が殆どだから良いのだが、校内水泳大会などはプールサイドで観戦しなくてはならない。

私が勤めていた肢体不自由の特別支援学校では、屋外プールで校内水泳大会が毎年行われていた。

先日も、プールサイドでお尻をやけどしたニュースがあったが、校内水泳大会では常にプールの水をくみ上げたりして濡らしておくのも大変な労力だった。

また、今は屋外プールでのレースは殆ど無くなったが、当時は西播大会や滋賀県で行われた近畿大会では屋外プールで行われていた。

こちらは審判や招集といった競技役員が大変な苦労があった。

私は西播大会ではスターターも勤めたことがあったが、暑さと緊張でヘロヘロになった。


退職してからはこういう水泳部の顧問としての仕事が無くなって、もっぱら自分の健康と趣味を兼ねて週に3回ほど泳いでいる。

上郡と相生の市民プールで泳いでいるのだが、もっぱら泳いでいる人が少ない都合の良い時間で泳いでいた。

上郡では小学生が午後1時から2時半まで授業で利用していたので、午後からはそれが終わった時間で泳いだ。

7月に入って、小学生の利用も無くなったので、その一番暑くて利用する人の少ないその時間帯で泳ぐことにした。

この時間帯は、家で仕事をするときにはエアコンを付けねばならないので、プールに行くことによって電気代の節約にもなる。

屋内プールの水は屋外プールのような高い温度にはならないので、快適に泳げるのが良い。


この時間帯で快適に運動ができるのは屋内プールだけだと思う。

ところが、この時間帯に外でランニングをしている人がいる。

おそらく、消防署の職員だったり、自衛隊員が自主訓練をしているのだろうと思っていたが、身近な人にもいた。

毎月通っている医院の先生だ。

私はそれを聞いて思わず「自殺行為やで!」と言ってしまった。

この先生はフルマラソンどころか、100kmマラソンにも出る強者だ。

とても、ついて行けないと思ったし、自分は水泳の趣味があって良かったと思った。

ただ、かつて人類が乾燥したアフリカで狩猟採集をしていた頃は、そういうことができて当たり前だったのかもしれない。

ただ、私は海洋適応した人類の末裔として、涼しい屋内プールでいにしえの追い込み漁の疑似体験をする方が良い。






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