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2019年5月5日日曜日

久しぶりのSUP

今日(5/4)は、一人赤穂に行って、実家の母の様子を見た後で、SUPに行く予定にしていた。
軽トラにはSUPの道具、パラソル、水タンクと草刈り機、収穫用のコンテナを積んで出かけた。
まず畑へ行きタマネギを少し採って、その幾つかを実家への手土産にする。
実家の庭が草だらけになっていたので、刈るだけの予定で行ったのだが、結局庭木の手入れもせねばならなくなった。
母としばらく話してから、いつもSUPの練習をしている鷏和の恋ヶ浜(綱崎)に向かった。

海岸ではいつものように、若い人たちがジェットスキーをして楽しんでいる。
実は去年はSUPを一度もすることが無かった。
新しい仕事に慣れるのに必死で、SUPをする余裕などなかった。
しまい込んでいた道具を出すと、2年前に片付け忘れていた物が色々と出てきた。
ただ、ウェットスーツだけは、去年は仕事でカヌーをするのに使っていて、ちゃんとしまってあった。

海に入ると思った以上に海水は冷たい。
波や風も少々あり、正座と膝立ちでこぎ始めた。
私はまだ、立って漕ぐことはまともに出来ない。
久しぶりにも関わらず、体がバランスを覚えてくれていて、座った状態なら上手く漕ぎ出すことが出来た。
沖の方を眺めると、ゴムボートらしき物に乗った人たちが見えた。
まだ、SUPには自信が無いので、遠くまでは行けないのだが、ボートが沖にいるのを見ると安心して漕ぎ出せた。
ジェットスキーは、自分には別世界の人たちというイメージがあるが、ゴムボートなどには親しみを感じる。
ただ、岸に戻ってきたのを見ると、船外機がつけてあったので、仲間という意識は失せてしまった。

相変わらず、ジェットスキーは爆音を響かせて、沖合を駆け抜けている。
一人寂しくSUPというのも心細いし、少々うるさいが見るのはそれなりに面白い。
彼らの目には自分はどう映るんだろうかといつも思う。
そもそも座ったままでしか漕げないので、様にはなっていないのが悔しい。
ただ、波に揺られながら、のんびりボードの上で横になったりして楽しんでもいる。
ジェットスキーヤーには子連れの人もいて、前に乗せて楽しませてあげている。
私は子供はのんびりしたSUPも喜ぶと思ったりもする。

今回は、膝立ちをして漕ぐ練習を多くした。
あぐらをかいて漕ぐのは楽なのであるが、お尻が水をかぶって冷えるので、今日は長くは出来ない。
こういう季節で長い時間漕ぐには、膝立ちや立つ方が良い。
その立つことにつなげるためには、膝立ちでバランスを取る練習なのだ。
少し波があるので、膝立ちでもそこそこ難しい。

海に出ては浜に戻って休憩の繰り返しだが、今回は弁当持参である。
途中のコンビニでノンアルコールビールと弁当、唐揚げを買ってきていた。
海を眺めながらの食事は最高である。
以前ALTのメグさんと、ここにSUPをしに来たときには、おにぎりとバナナだけだったが、それでも美味かった。

午後からは、サーフィンと同じように、パドリングの練習もしたりした。
私は水泳の経験があるので、下手をするとパドルを使うより速いときもある。
ただ、ローリングが出来ないので、肩に負担がかかって少々痛い。

休憩で浜に戻ると、ボードがベッド代わりになる。
持ってきたパラソルを立てて、顔は陰にして、体は陽で温める。
ゆっくりとした時間が流れていった。
若い時なら、ひとりぼっちで海辺で寝そべっていたら孤独を感じただろう。
そばに彼女でもいて欲しいと切に思っただろう。
60を過ぎた爺さんは、そういうロマンに焦がれる力も削がれている。
その代わり、子供の頃のように、海の魚が泳いだり跳ねるのや、白鷺が餌を採っているのを見ていても楽しい。
確かに気の合った仲間と楽しめたらと思うが、一人気ままに過ごすのも悪くない。
この3月まで職場で一緒だった一つ歳上の方は、シーカヤック好きで一人で色々と出かけると言っていた。
「一人で海に漕ぎ出すのは不安では無いのですか」と尋ねたら、「一人の方が気楽で良い」と言われた。
今年から完全退職なので、きっとカヤックを思い切り楽しんでいるだろう。
私もそろそろ、恋ヶ浜以外でもやろうとは思っている。
ただ、この生まれ故郷にある恋ヶ浜は母港であり、一番落ち着ける場所である。








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