家内が汲んできた水がもう残り少ないと言うので、急遽一緒に千種へ水汲みに行くことになった。
大分前からこの日曜(11/19)は寒くなると天気予報で知っていたので、ネットで道に雪が無いのを確かめてから出かけた。
このところ、JAや町、商工会のイベントがあちこちで開かれている。
道沿いにはその幟が立っているが、ちょうど白旗祭りの幟も立っていた。
昨日は「ひょうご歴史フォーラム」が上郡で開かれた。
「発祥の地、赤松から考えるー赤松氏研究の新展開ー」というテーマだった。
2年ほど前から、白旗城の麓の赤松氏の館跡が発掘調査されている。
その中間報告を兼ねていた。
全国的にも、室町期の館跡の発掘調査は少なくて、成果が上がれば全国初と言うことらしい。
基礎的知識が無いので、この時代の館なるものがどういう役割を持っていたのか分かっていなかった。
この時代は、山城と普段居住する館とは分かれていたことは知っていた。
ただ、聞いてみると、館は来客を接待したり、宴会を催す場のようだった。
どうも一遍上人絵伝の「武士の館」のイメージとも違うようである。
ともかく、まだ研究途上のようで、これから色々と分かってくるということで、楽しみである。
ちょうど、その赤松の村を通り過ぎる時に、毎年11月23日に行われる白旗城祭りの準備がなされていた。
昨日フォーラムに行って初めて知ったのだが、白旗は源氏の旗に由来し、元々は赤松城と言っていたそうだ。
現代からすれば白旗は降参する時の悪いイメージがあるが、この城は落ちない城として宣伝している。
私も一度だけ登ったが険しい坂道だった。
地元の人は毎年この道を整備しているそうである。
千種までの道沿いに見える景色は、秋そのものであり素晴らしい紅葉が続いた。
千種に近づくと、林業の関係で針葉樹が多くなるのだが、そこまでは紅葉の絨毯を敷いたような山が続く。
南光町のキャンプ場も多くの宿泊者がいて、テントを張っている人もいた。
千種に近づくと、路面が濡れている。
どうも雪雲が流れてきて降らしたらしい。
そして、やがて紅葉の谷間から白い雪をかぶった山が見えてきた。
針葉樹の緑、広葉樹の赤、雪山の白が見事なコントラストとして、眼前に広がった。
当然水汲所には、汲みに来た人はなく。
時折晴れたり、時折みぞれや、あられの降る中で、ホースをつないで軽トラに載せた容器に注いだ。
ふたを開け閉めする指先が凍えて感覚を失っていたが、今年初めてのジャンパーが寒さを防いでくれた。
自販機にコインを入れるだけの家内の方が、足下が寒くて足踏みをせねばならなかった。
いつものように、水汲所のそばのお祈り所に手を合わせてから、今回は途中どこにも寄らずに家に戻った。
今回はそばもうどんも食べられなか
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