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2017年11月9日木曜日

カラオケタイムマシーン

私は歌の練習をかねてひとりカラオケをよくする。
カラオケボックスではなくて、自宅のパソコンを使ってである。
ヤマハのカラホーダイ、ネットで歌本をずっと何年も続けている。
学校でもそれを使って生徒たちとカラオケ大会をしたり、歌の練習をしたりもした。
忘れられないのは赤穂高校で担任していたクラスの最後LHRで打ち上げカラオケをした時だ。
私はフォークギターを持ち込んで歌を披露したりもした。
行事で撮った写真を見ながら、何人かが前で歌ってくれた。
最後に生徒が選んでくれたのは、ULTRA SOULだった。
私がB'zをよく歌うことを知っていたからだ。
みんなで歌いながら踊った。
「そして 戦うULTRA SOUL!」「HEY!!」
みんなの声がそろった!


退職した今の楽しみは、ギターの練習もさることながら、背景の画像に子供たちの写真を使うことだ。
子供たちの写真はデジタル化して、年ごとにホルダーに入れている。
過去に遡って、それを背景に歌っているのである。
まさしく「涙そうそう」の世界なのであるが、まるで当時に戻ったような気分になれる。
当時は、生活や仕事に追われて、子供たちを愛おしく感じる余裕さえあまりなかった。
自分たちの手から離れた今は、孫のごとく愛おしい。
バーチャルリアリティーのタイムマシーンなのである。
たまに、一緒に行ったディズニーランドの映像も見直したりするのも楽しいが、こうしてふとタイムスリップするのも良いものだ。

盆や正月に兄弟が実家に集まった時にもこれを用いてカラオケをした。
あらかじめ写真を用意しておいて、授業で使っているプロジェクターで拡大した。
母親が非常に喜んで、懐かしがってくれた。
子供を亡くした弟にはつらい写真もあったのだが、皆でタイムスリップできて良かった。
人の記憶というのはだんだん薄れてしまうが、写真のおかげでまた復活させてくれる。
当時のことが思い出せない場合は、過去を初体験した感覚にもなる。
ただ、肥満がちでなさけない容貌の自分にまた戻ってしまうのがつらいところである。
画像加工して編集し直してやろうか・・・・

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