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2017年11月23日木曜日

再就職が決まって

再就職が決まって、髪を染めた時
もう若くないさと 君に言い訳したね

と、どこかで聴いた歌をもじって口ずさみました。
そもそも原曲(『いちご白書をもう一度』も、就職が決まってから髪を切るのはおかしい。
モデルになった人は、本当は就職活動の時に髪を切っていたというのをどこかの記事で読んだことがある。
私は今までまともな就職活動をしたことが無かった。
教員採用試験も面接があったが、既に臨時講師をしていたので、その延長という感じだった。
しかも、採用試験は幸いにして一度だけで済んだ。

今回ほど、就職活動の難しさを感じたことは無い。
(知っていれば、教師の時に生徒へ説得力ある話ができただろう)
最初にハローワークから紹介された遺物整理の臨時職員も、落とすため長い面接を経験させられた。
前の人は10分もかからなかったのに、私は1時間近く尋問に近い質問にさらされた。
二人しか応募していなくて、当然その若い女性が採用されたようだ。
出来レースとはすぐ分かったが、落とすのに時間を無為に使わされたのがしゃくだった。
次の仕事はネットで調べた。
NPOであるし、面接した社長さんも元大きな組織の重要ポストに居た人だから信用した。
しかし、その仕事はblack以前の詐欺に近いものだった。
ハローワークを通して同時に採用された人は、簡易裁判に訴えると言っていた。
給料が未払いだったからである。
私は半分研修だったと思って、給料は半分諦めている。
途中でやめた人に給料を払っていないと、前から勤めていた人に聞いていたからである。

その次からの、仕事選びには慎重になった。
ネットも用いるが、ハローワークにも行って相談した。
就職活動の経験が無いので、求人票に書かれている裏の意味もよく理解できていなかった。
例えば事務職員でも、受付や客の応対がありといえば、若い女性を望んでいる。
給料がかなり安いので分かりそうなものなのだが、気がつかず応募してすぐ辞退した。
また、施設だからと言って指導員を募集しているとは限らない。
経理の経験が無いと言うことで、門前払いになったこともある。
そういういくつかの苦い経験をしている内に、約束の半年はとっくに過ぎてしまった。
結局自分には教員の経験を活かすところしか無いという結論に至った。

そこでダメ元で、学童(放課後指導員)に応募した。
近くの町の施設だし、時間も一日6時間働いて、月収15万円は良いと思った。
しかし、学童の仕事は女性が多いし、若い人にも人気があると思った。
それと併行して、ネットでも見つけ、わざわざハローワークからも通知を頂いた社会教育施設にも応募しようと思った。
そこでは指導員と言っても、雑務が多いというのは想像ができた。
それでも教員免許が必要だったので、競争相手が少ないと思った。

結局、私はその社会教育施設にとりあえずの再就職が決まった。
研究には適した学童の方も合格したのだが、精神的な負担を考えてそちらを選んだ。
これからは、学童も男性を求めていることも分かった。
冒頭の歌は、再就職の内定をもらった時に家内に歌った。
実は私は面接の前に、10年以上使ったことも無い洗髪料を買ってきて染めた。
真っ黒にすると不自然なので、グレーにするものを買った。
白髪ではおじいさんに見えると言われたからでもある。
教師をしていた時には生徒の目も気にしなかった白髪。
面接では少しでも若く見せようと思った。
再就職が決まっても、たぶん染め続けねばならないだろう。
私の父親は若い者に馬鹿にされないようにと、現役時代は髪を黒く染め続けていた。
ただ、父親同様、髪が薄いことへの対処がまだ残っている・・・




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